−先代安部利見師の教え−
私は24歳の時、超 超 安心したんです。
それが今日まで信心の根底をなしているんです。
この24歳の時、死に直面しまして 私の生活はこりゃ駄目じゃった。失敗じゃった。
自分の事ばかり考えて、世のため人のための事を考えたなかった。
私の生活は駄目じゃった。これが今日まで信仰の根底をなしているんです。
世のためにならんといけん 世のためになるのが、これが本当の人間の正しい生き方だ。
それが自分はわかった。

それだから 今、社団法人の尾道道輝会を、それで創ったんですよ。
私はね 信仰、信仰と言うのはなあ、自分の一個人の安心立命の…

そんなもんは信仰じゃない。古い宗教はそんなこと言ってますよ。
自分一個人の安心立命が宗教の目的じゃ思うとる。そんなもん宗教じゃない。
新しい時代の宗教というのは、自分の安心立命に境地 そりゃ入らにゃあいけん。
それで自分が信心した時に、世のため人のためにならにゃいけん。
教祖は仰っとる、「人を助けて我が助かる道」じゃと仰っとる。、

古い宗教は自分の一個人の、安心立命の境地 入ったら宗教の目的じゃ思うとる。
そんなの宗教じゃない。そりゃあねえ個人主義の徹底ですよ。そんな宗教はね…

もう地球主義の時代は済んで、宇宙主義の時代になっとるんで
この宇宙主義の時代になって、宗教はそんな古い宗教しとったら もう時代にマッチせん。
自分の安心立命に境地に入らにやいけんが 正気、世のため人のためにならにゃあいけん。
これが本当の生き方ですよ。まだ お互いがな 助かるという事はな…

 「人を助けて我が助かる道」じゃと、教祖は仰るが… 人を助けて自分が助かる。
人を助けずに自分が助かりますもんか。人を喜ばして自分が喜ぶんじゃ。
人を喜ばして跳ね返しで自分が喜びになるんじゃ
人を愛して跳ね返しで自分が愛されるんだ

そりゃあねえ 自分の事ばかり考えてたら 幸せになりますもんか。
金光教はそういう宗教じゃないんですよ。
自分の事ばかり考えて助かる思うなら…金光教はそんなもんじゃない。
それで自分の事ばかり助かるんなら よその宗教へ行きなさい。
金光教はそうじゃない

 「人を助けて我が助かる道」じゃと、教祖は仰っとる。  

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