運命 2019.09.01

 最近は温暖化が進み、海や川の水が蒸発しやすくなり、雨が多くなりました。
人類はここ二百年の間、石炭や石油を燃やして来ました。
それによって炭酸ガスが増え、オゾン層にガスが集まって、現在のような状態になってしまいました。
いいことだと思ってやってきたのですが、これからは気を付けなければなりません。

 「便利になった」と言っても、それが幸せにつながればありがたいですが、本当はわかりません。
信心させて頂く私たちは目先のことだけでなく、先々のお繰り合わせをいただいていくことが大事だと思います。
それは神様と共に生きるということです。

 金光教は「神様と共に家庭生活をしていく」と言われています。
先代先生は五十年前に「家庭宗教」とおっしゃって下さっています。
「生活即信心」です。

 私たちが生活を営む上では、神様のおかげを受けずにはおれません。
受けなければ、難儀が起きてくるのです。
例えば、こうした災害、これは人災ですね。
規模が大きくなって来ているということは、海水の温度が上がって来ているということです。
台風にしても、雨が降るにしても今までとは違い、尋常ではありません。

 信心は、運命を変えていただく道です。
おかげを蒙ると言っても、目先のことではなく運命を変えていただくことです。
運命というのは「命を運ぶ」と書きます。
これは、良い方に運ぶのですよ。
それが信心です。
先代先生のおっしゃる「家庭宗教」というのは、私たちの家族の運命を、良い方に運ぶことなのです。
そのためには、足を運ばなければなりません。
暑いから、雨が降るから、風が吹くからと言って足を運ぶのをやめたら、運命は変わりません。
どうぞ頑張って足を運んで下さい。

 お参りなさっておられる皆さんは、育っておられます。
それを神様に見せに来て下さい。
命をここに運んで、運命を変えていただいて下さい。
「子供や孫に代わって…」ではだめなのです。
そうではなく、ご本人を連れて来て下さい。
そうすると、運命が変わります。
難儀なことがあっても、おかげになります。

         (親先生のお話より)

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