叫び 2019.08.01

 最近は、ほぼ毎日のように自然災害や大事件・事故のニュースが報道されています。
本当に何が起こるか分からない世の中です。
昨年の西日本豪雨にしても、この瀬戸内海でこんなことがおきるなんて誰が予想していたでしょうか。
未曽有の出来事、と言っていましたが、今年も降るかもしれません。

 段々と自然が壊れているような気がします。
これは天地の神様の叫びなのでしょう。
こうなってしまったのも、当たり前のことが当たり前でないということを、わたしたちが忘れてしまっているからだと思います。
いつでも「当たり前でない」という気持ちでいれば、天地の働きに感謝し、お水の尊さが身にしみて実感できるはずです。

 これからの私達は自然との対話をしていく必要があります。
自然と対立していてはダメです。
神様と仲良くし、かわいがってもらえる氏子にならせていただくことが、私達の使命です。
神様もそれを願っておられます。

 中には、神様がこんなことをして意地悪されているようにしか思えない、と言う人もおられるかもしれませんが、これでも極力抑えてくださっているのだと思います。

 わたしどもは天地から逃げる訳にはいきませんから祈るしかありません。
天地から命を頂いているわたしどもは、天地に支えていただかなければどうにもならないのです。
命を頂いてありがたい、ということに気づかなければなりません。

 外は大雨が降って水がいっぱいあるのに、家の中は断水、変な話です。
メグリというのはそういうものだとつくづく思います。
だからオカゲを沢山頂くのは良くありません。
いっぱい貰ったら毒になります。
「ちょうどいい」が一番良いのです。
それはどれくらいか。
貰ったか貰ってないか分からないぐらいが一番良い。
しかしその「普通」が一番難しいのです。
今は、不自由をさせていただく中で、しっかりお礼をさせていただけたらと思います。
元気であればなんとかやっていけます。

 神様は「わたしの叫びを聞いてほしい。天地は生きてるんだから、頼みますよ。」と、仰っているのだと思います。
生きた神を信じ、生きたオカゲを頂いてまいりましょう。
不自由なこともありますが、不自由を喜びとして頂く稽古をさせていただきましょう。

         (親先生のお話より)

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