家庭宗教 2019.06.01

 六月を迎えさせて頂き、いよいよ今月で上半期が終わります。
月末には夏越のお祭りがあります。いつも、その積み重ねでございます。
 先代先生も言われるように、金光教は家庭宗教です。
世界の平和と言いますが、やはり家庭の平和から世界の平和が始まるのです。
ですから、家庭宗教と言った方が、分かりやすいと思います。
親・子・孫、みんなが仲良く暮らす。

 木で例えると、ご先祖様が根で、幹が私ども、枝が子供たち、葉っぱが孫たちであるということです。
どうぞ、その木が花を咲かせ、実をならせ、大きく育っていきますように、家庭宗教ですから、そのような展開のおかげを蒙って頂きたいと思います。
先代先生がそのように教えて下さっており、ちゃんと信心が出来上がっております。
その信心を実現していくことが、私達のご用だと思います。

 「信心はご用」だと言われておりますが、神様のご用をするのが信心で、自分の願いを神様にお願いするのが信心ではありません。
それは、あくまで祈祷です。
神様の願いを実現するのが信心です。

 教祖様は「氏子あっての神、神あっての氏子」で立ち行くようにとおっしゃっています。
神様の願いを聞かせてもらうということが、私達の幸せになるということなのです。
私達がいくら良いと思っていても、それが天地の道理にかなわなければだめで、神様が「よし」と言って下さらなかったら、道がつきません。
つまり、幸せにはなれません。

 分かり易く言えば、神様と人間とが一つになる道なのです。
一つになって家庭が円満に繁盛させて頂いて、子孫繁盛、家繁盛のおかげを頂くということが、私たちの大きな目標でございます。
勿論、自分たちの家族だけではございません。

 一族郎党、一門と言いますが、このお道を信心させて頂いている一門が、なんでも繁盛して、沢山の人達がこっちを向いて、皆様が天地に手を合わせて下さる日が来るということが大きな目標です。
そのためにも、若い人たちへの信心継承を頑張って頂きたいと思います。

         (親先生のお話より)

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