神様の波紋 2019.05.01

 五月に入り連休が始まりましたが、こういう時にできるだけ家族や親族と一緒に過ごし、お互いに心を繋いでいただきたいと思います。

 私達はどうすれば幸せになれるか、神様から頂いたこの人生をいかに価値のある人生にするか、を考えることが大切です。
しかし実際は、頂いた人生を私達自身の思いで価値の低い人生にしていることが多いです。
例えば、思うようにいかないことがあると、あの人が悪い、世の中が悪い、最後には、神様が悪い・神も仏もあるものか、となる。
これではご無礼になります。
ただ、そういうことを言う人に限って神様はいないと思っているのですから、神様を拝んだことは無いでしょう。

 金光教の「天地金乃神様」は天地を兼ねておられる神様です。
御紋の八つ波は、四方八方へごひれいがおよんでいくという意味で、あらゆることにおかげを頂かせてくださる神様である、ということです。
天地を兼ねておられるのですから、どこでもお願いできますし、自分の心次第でいつでもどこでもおかげをくださる神様なのです。

 そんな神様を信心させていただいている私達は、一人ひとりの命は神様と繋がっており根本は一つだということを、気付かせていただくことです。
それを、個々人が別々の命だと考えているから喧嘩になり、争いが起きます。
同じ命で繋がっていると分かると、人の幸せが自分の幸せになり、人の不幸が自分の不幸になります。
だから、それぞれが良くならないと、世の中も良くなりません。

 みんな神様の子として、一人ひとりに責任があります。
そのことを各自が自覚して、頂いた命をもっと活かさないと、もったいないです。
ぜひ神様に導いていただいて、障害を取ってもらい、そして徳を頂ける生き方をさせていただきましょう。

 足りないお互いが一生懸命努力して、めぐりを取っていただき、辛抱して頑張っていれば運が回ってくる、これが信心です。
我を出さないように、今月今日、日々お願いしながら頂いた命を大切にしていきましょう。

         (親先生のお話より)

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