天地の命と真実(まこと) 2018.12.01

 高度成長の頃は働け働けいう時代で、夜8時の月例祭の時は、皆さん疲れて居眠りをしていました。
その代わり、国の情勢がどんどん良くなって豊かになっていく姿を見ながら、信心される方も精がありました。
その頃は、ほとんどの車がしめ縄を付けて走っていました。
それが最近は付けていない車の方が多くなりました。
この頃は、家の玄関にしめ縄をしない家もありますね。

 たんだん景気が悪くなるとともに、そういうものがどんどん売れなくなる。
いいことではありませんね。
縁起をかつぐじゃないですけれども、プラス思考でなくなってきた。
だんだん合理的になって、要らないものということなのでしょう。

 合理的になったのでしょうが、それは本当の合理的ではありません。
本当の合理的というのは、「天地の道理に合う合理的」です。
教祖様はまさにその、天地の道理に合う合理的な信心をなさったのです。

 それは何かといったら、全てがおかげであるということ。
良いも悪いもみなおかげ、好きも嫌いもみんなおかげ。
命を頂いて生かされているからこそ、全てがおかげなんだということを、おっしゃったのです。

 せっかく命を頂いてこの世に生まれてきた者が、死にそうな暗い顔をしていたのでは具合が悪いです。
どうぞ明るく元気で、勇気と元気とやる気と活気を頂いて、信心で乗り切らせていただきましょう。
そして日本の国が栄えてまいりますよう。
アジアのリーダーとしてもお役に立てますように。

 これからどんどん国際化が進んでいく中、金光教の信心、全てがおかげであるという、信心すればみなおかげという、そういう有り難いこのお道の信心を、子供さんやお孫さん達が、海外に行かれた時には、どうぞ信心も持って行っていただいて、海の向こうにもこのお道が広がってまいりますように、この生き方を実践して頂きたいと思っております。

 全てがオカゲの中に生かされているということ、「天地に命ありて全てのものが生かされ、天地に真理(まこと)ありて全てのことが整う」という素晴らしい神様のお働きを、多くの方に伝えさせてもらいたいと思います。

         (親先生のお話より)

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