「じーっとしとったら」 2018.09.01

  私達は神様から「魂」を頂いているのですが、その魂が動かなかったら、体も動かないし頭も動かなくなり、心や体が前へ行かないのです。
それで困ってしまうのです。

 それは、魂が心や体を動かしているということが分からないからです。
皆さん私達の体は、肉体と心だけじゃないのです。
その上に魂があるのです。
魂が動かないことには、病気も良くなりませんし、元気で長生きできません。
逆に、魂が元気なら体を元気にさせて頂けます。
それにはどうすれば良いか。
やっぱりお参りです。
暑いときも寒いときも忙しいときも、時間を作って、足を運ばせていただいて、お話を聴いて頂きたい。

 教会はどこへも行きませんから、皆さん参れないということはないのです。
お参りができる、させてもらえるということが、魂を動かすことになります。
そうして魂が動きだしますと、心が前向きになってやる気が起き、勇気も沸いてきます。

 信心しているものは「年じゃ、年じゃ。」と言わないようにしましょう。
今日まで生かして頂いているだけでおかげなのですから、「年を取った」と言わないことです。
それよりも、今日生きている、今日生かして頂いているというお礼を、しっかり言ってください。
それが大事です。
赤ちゃんであろうが、若者であろうが、お年寄りであろうが、魂は一つです。
そして年を取っているから魂が老けている、ということは無いのです。
魂が若ければ体も若くなります。
年をとりません。
逆に、魂が年を取ったら肉体も年を取ります。

 私共は子供のような、赤子のような素直な気持ちで信心をさせて頂きましょう。
子供達は神様に近いですね。
純です、ほんとに無垢です。
それがだんだん年がいくと染まってまいりましてね。
だんだん色が染まってきて変な色になって、まだらになってですね、ややこしくなってくるんです。
ひがんだりね、それが具合が悪い。
それで「もう駄目」とか「無理だ」とか、のっけからそうして決め付けてしまう。
しんどくなったら、「もう駄目」と、すぐ思ってしまう。
それがいけません。

 私共の体は神様から頂いたのですが、動物である、ということを忘れないでください。
ですから、体を動かしてこそ、長生きをさせてもらえるんだと思って、自分でできる事は自分でやるようにして頂きたいと思います。
「じーっとしとったら、寿命が縮むで」と、自分をだましてください。
そして、教会にお参りする体力だけは、最後までおかげこうむって頂きたいと思います。

         (親先生のお話より)

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