災い転じて 2018.02.01

  今は、ちょうど受験シーズン。
次々試験がありますけれども、まず、試験が受けられるということが一番大事なことです。
受ける資格があるということ、そして、受けに行くことができたということが、すでにおかげを頂いているのです。
その上で点数の良い悪いわ結果です。
通らなかったら、また頑張れば良いと思います。
元気な体でさえあれば、あとはしっかり勉強をして、その学校に自分が実力的にも肉体的にも適合しておれば、神様が入れてくださると思います。
だから、落ちたからダメで、通ったから良いということではないのです。
通っても落ちても、オカゲなのです。

 これが大きな課題です。
辛いときや苦しいとき、大体みんな、無理だ・できない・もうだめだ、と思ってしまう。
だけど、それを生きる力に変えていく、おかげにしていく信心を、先代先生は玉水の初代大先生や銀座の親先生から習われた訳です。

 災難をオカゲに変えていく、「災いを転じて福となす」信心。
先代先生もそうです。
だから、あれだけの運命を変えてもらわれた訳です。
そこの所が醍醐味なんです。

 楽しい時には嬉しい、楽しくない時には嬉しくない、それなら誰でもできます。
それが、信心をさせて頂いて思いを変えさせて頂くと、経済的に手元に無くても、物を買わせてもらうことができるようになる。
借金しても、その借金を返す信心ができる訳です。
手元に無い。
誰だって無いんです。
「宝くじが当たったら、何でも買えるのに」と思いますが、宝くじが当たったら誰だって買えます。
誰でもできること。
できない事をするところに信心の値打ちがあるのです。

 例えば、この寒い中をお参りしている途中、滑ってコケた。
痛い言うた時に、「ありがとうございます。神様は、こうまでして私に喝を入れてくださった。」そう思ったらすばらしいですね。
それが「参っとるのに こかされた。よっぽど 付いてない」ではいけません。

 こけて痛い思いをさせてもらって、神様から、「あんたお参りして しっかり気合を入れて行けよ」と、言われとるんじゃなあ と、思ってみてください。

 辛くても、辛い辛いと言っていては良くなりません。
ありがとうございます、と言うから良くなるんです。
言葉は魂、言霊と言います。
良い言葉を使っていますと、ありがたいことが起こってきます。

 お金でも、無い無い言うたらいけません。
ある所にはあるんです。
だた、こっちに無いだけ。
まだ来てないだけ。
で、不足言ってたら来ません。
前をスーッと通り過ぎていきます。
ですからどうぞ、ダメダメ 思わずに、良い思いで楽しみに待たせていただきましょう。

         (親先生のお話より)

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