生かされる祈りを 2017.12.01

 師走になり寒い日が続きますが、皆様、風邪を引かれませんように。
大事なことは、生かされているということです。
風邪を引くのも生かしていただいているからであって、風邪を引くことで大病を分けてもらっているのです。
いっぺんに来たら命がないから、分けていただいているのです。
風邪を治していただいて、小さい病気で大きな病気をとってもらうのです。

 私どもがやるべきことは、まず命があること、生かされてることを喜び、お礼を申しあげることです。
そして先祖から今日まで、知らず知らずのうちにご無礼をしておりますから、そのことのお詫びをしてください。
そして最後は、どうぞ足してください、とお願いをしてください。

 この「お礼・お詫び・お願い」は、生かされて生きていくための基本となる祈りです。
そしてその後にいろんな細かい祈りを足していけばいいのです。

 私どもの魂は成長しなければ、神様に本当に喜んでもらえません。
だから魂の向上をしっかりお願いし、願い成就もお願いしなければなりません。

 その時には、願い通りにいかなくても、後になって良かったということが度々あります。
私共は自分の思うようになったからといって幸せになるとは限りません。

 先代先生が肺結核になられたことで、今の私たちがあるのです。
先代親奥様も、いろんな病気をもっておられましたが、それは、信心させようという神様の想い、霊的に成長させようという、深い神様の思し召しがあられたのでしょう。
そういう中での先代先生ご夫妻の、命がけのご信心の結果で今があるのです。

 だから辛い時には先代先生の感話集を読んでみてください。
一見、難儀じゃ・苦しいと思うことがあるけど、それは難儀や苦しみではなく、そう見えているだけ。
今はそういう夢をみているんだ。いつか覚めるから辛抱しなさい。と、お示しくださっています。

 人間はみな、いつか死んで神様の下に行くのです。
どんな人でもです。
しんどいのも当たり前、年がいくのも当たり前。
なんでこんなにしんどいんじゃろうか。
それは加齢が原因。
でもそれがおかげなんです。
若くても年がいってても同じ命をいただいているのです。
そこのところを間違えないように。
そのところを分からせていただき、助けていただいてまいりましょう。

         (親先生のお話より)

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