喜べる幸福を 2017.10.01

 私たちができる一番のことは喜ぶことです。
喜ぶことをしなかったら喜びが起きなくなります。
理屈を言っていたら本当に喜べなくなって、最後には立ち行かなくなります。
ですからどうぞ喜ぶ稽古をしてください。

 皆さんは物事がうまく行けばそれで良いでしょうか。
それは違います。
自分の思うようになってうまくいっても、家庭がつぶれたり、身体が壊れたりしたらおおごとです。
それよりも、自分の都合よく行かなくても、みんなが幸せになって喜べたら言うことは無いでしょう。
そして、皆が喜んでいるのを見て自分が喜ばせてもらえるようになるのが一番の幸せ。
これが一番のおかげです。
これは信心でないと絶対できないこと、神様を頂いていかないことにはできないことです。

 だいたい人類は争いが好きです。
まあ動物ですから争うように創られているでしょう。
だからといって、今晩久しぶりにやってみようかなと思わず、どうぞ辛抱して頂きたいと思います。

 そんなことよりも、どうすれば仲良くできるか、家族の気持ちが繋がっていけるかを話し合えたら言うことありません。
好きとか嫌いとか、良いとか悪いとかいうようなことを超えてね。
好き嫌いで物事ができたら、苦労はありません。

 商売でもそうです。
みんな繁昌させようと思ってするんですけれども、ほとんど駄目になる。
それは、儲けるためにするからです。
儲かったらもう勉強しません。
それで潰れてしまう。
儲かるためにするんじゃなく、皆に喜んでいただくために商売をするのです。
そして自分も喜ばせて頂ければ繁昌します。

 家庭の中でもそうです。
本当の豊かさというのは、物が無くても皆が喜び合えることではないでしょうか。
皆が喜び合ってお互いに助け合うことが一番で、助け合いが一番の平和です。

 だから家庭が平和な方は、恵まれてない方のほうが多いでしょう。
逆に恵まれていたら、物があるから取り合いをしてケンカばっかりで、平和にならない。
だけど無い方は取り合うものが無いから、お互いに仲良くしていこう、助け合っていこうという気持ちになります。

 秋になりだんだん夜が長くなってきますからケンカしたら長くかかります。
如何にしたら仲良く出来るか喜びあえるかをしつかり勉強して頂きたいと思います。

         (親先生のお話より)

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