天地の真理 2017.06.01

 信心は日々のお参りが大事です。
日々コツコツお参りして、大きな問題を越えていけるだけの信念をいただかせてもらうためです。
おかげは受け徳、受け勝ち。
少しでも前向きに参らせていただいて、おかげをたくさんいただきたいものです。

 信心初めは自分の思うようにしてくださるのが神様だと思い込んでいて、思うようにならなければ不足が出ることも多いでしょう。

 かつて、銀座の初代親先生が私に「あんたらな、信心できんねん。できんからせめて数を積んでお参りしていれば、そのうち解ってくる。
神様は私らの願いを聴いていてくださっているんだから、信心して辛抱なさいよ。」と、よくおっしゃっておられました。

 そうして辛抱して続けるうちに、思うようにするための信心ではなく、思うようにならないことが分かることが信心なのだと分かりました。
思うようにならないことがおかげなのです。
それが分かればずいぶん楽になれますし、そのうち神様が都合のいいようにしてくださいます。

 神様は『氏子が助からないと神が助からない』と言われているのですから、そんな方が意地悪するはずがありません。
神様は氏子を助けるために、手を変え品を変え、一生懸命いろんなことをしてくださっていますが、そのご苦労を私たちは分かっておらず、神様を疑って「神も仏もない」などと言うのです。

 もし間違いがあるとすれば、それは神様ではなく私たちの思い違い、考え違いです。
受け物が足らないのです。
だから「おかげは和賀心にあり」で、和らぎ賀ぶ心を忘れないように、ということです。

 天地の神様が全てを仕切っておられます。
そういう絶対的な神様をいただかせてもらっているのですから、間違いはありません。
その天地の大変なお恵みのなかで命をいただいて、こうして生かしていただいているのですから、天地のお働きにしっかりとお礼を申さなければなりません。

 しかし実際は、神様のご恩を忘れ、存在を忘れてお礼をしていない人が多いです。
その結果、各地で天災が起き、戦争が絶えない世界になっています。

 私たちはお参りをして、お話を聴いているので、どうしてそんなことが起きるのかを分かっています。
だからこそお参りが必要で、お参りをして、自分の都合だけでなく人のことも願って、そして世界平和を祈ってください。
そうすれば神様はいくらでも助けてくださいます。
神様に導いていただけるような信心を共々に進めてまいりましょう。

         (親先生のお話より)

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