「光の道」 2016.10.01

  天地のお働きには陰と陽があります。
人間の体もバイオリズムがあって、皆さんの体調でも良い時と悪い時があります。
そして、調子が悪い時には何をしても良い様にいかない時があります。
なぜか分からないけど、やることがうまくいかないということがあります。
そういう時に思うのは、天地の道理はプラスとマイナスの繰り返し、山の時と谷の時がある訳です。
そして、谷の時には辛抱しないといけないですね。

 母がよく“峠を越える”という話をして下さいました。
「私はたくさん病気をした。その病気をしたことによって、体得したことがあるんだ。」と。
それは何かといったら、下ってる時には何をしてもダメ。
そういうときには心を落ち着けて、神様に心を向けさせて頂き、無力だということを感じなさい。
そしてしばらく心を静めて待たせてもらうんだと。
決してイライラしない。
イライラ焦るから、下りに拍車がかかって、もっと下っていくのです。
ちょっとほっといたら、スーッと上りのほうに引っ張って頂けます。
どこまで沈むか分かりませんけれども、必ず上がってくるチャンスがやってきます。

 難儀が起こるのは、神様がばちを当てようとされているんじゃないということです。
神様はなんとか助けたいと悩んでおられ、願ったことはみな聞いてくださるのですが、それがなかなか聞いて頂けないのです。

 それは、私どもにそれだけのメグリがあり、心や魂にくもりがあるためです。
神様はそれを磨いてあげようとなさっているのです。
ですからゴシゴシ磨いていたら魂が光りだして、徳を頂けるのです。
それまでは頑張って磨きをかけて頂かないといけないのです。
 今はまだ中途半端、光ったり光らなかったりしています。
それでもずーっと磨いていたらだんだん輝いてきて、皆さんの光で家族を助けることができるし、友達も助けることができるようになります。

 教祖様も苦労されておられるからこそ助かっておられるのです。
苦しい時や悲しい時には、なかなか有り難いとは思えないですが、生かされているオカゲの中のオカゲだと思います。

 信心させて頂いている私どもは、その問題をお届けさせて頂いて、神様に導いて頂き、天地の神様から大きなオカゲを頂きますよう、共々に頑張ってまいりましょう。

         (親先生のお話より)

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