「教えこそ身を守る財産」 2016.05.01

 玉水の初代大先生が言われる「安全に世渡りする方法」、安全運転の人生を送るにはどうすればいいのでしょうか。
それは神様を水先案内人にすればいいのです。
つまり神様に方向づけをして頂けばいいということです。
標識を間違えないように、ちゃんと神様の標識を見ていって下さい。
この標識が「教え」でしょうね。

 そして、大先生が示されたのが真心です。
世間では「運・鈍・根」と言って「運」が一番と言われるけれど、そうではなく、「鈍・根・運」。それが一番賢い生き方、素晴らしい生き方、と言われています。
自分は「鈍」で足りないから、一生懸命つまらないことでもコツコツやらせて頂いて、人から馬鹿だと言われても「有難うございます。」と言ってやっていく。
褒められたら嘘、くさされたら本当だと思いなさい。
そう方向づけ下さっています。

 有り難いことに、私どもは大先生の御教えを頂いて、日々お広前で勉強させて頂き、信心の「いろは」を教えて頂いております。
御教えは私たちの財産です。
どうぞ、この御教えを大事に頂いて、なんでも生きたおかげをこうむって参りたいと思います。

 それには天地の道理に合う生き方をすることです。
自分の道理に合わせては、いけません。
そうすると、悪いことばかり起きてくる、うまくいかない。
大変なことです。
でも御教えをちゃんと頂くと、そんなことはありません。
自分が足らないということが分かってきます。
自分で自分の身体が思うようにいかないのは、当たり前です。

 それは、神様が生かして下さっているからです。
薬を飲んでも、薬を吸収する力があるから効くのであって、薬が病気を治すのではありません。
あくまでも治すように導くだけであって、最後に癒して下さるのは神様です。
これが、天地の神様のお働きの御恩です。
どうぞ、このことをお忘れにならないようにして下さい。

 しかし、ついつい私どもは忘れてしまうので、先生のお日柄日にお祭りをさせて頂き、お礼を申し上げるのです。

 また、今月の十四日は天地の親神様のお祭りがあります。
みんなで集うて、真心を表させて頂くことが御大祭です。
お繰り合わせを頂いてお参りさせて頂き、同じ時間にみんな揃ってお礼を申し上げる、それが私たちのできる一番の真心だと思います。

         (親先生のお話より)

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