「心の鬼」 2016.04.01

 教祖様は、『来てくれというところへ行ってやるから、神様の御名を唱えて、天地の親神様、そして金光大神 と唱えなさい』と、こうおっしゃられました。
生きた神様、内在の神様、金光大神と、唱えたら良い、騙されたと思ってやってみなさい、と言われたのです。

 金光大神様、金光様と申し上げたら、ちゃんと来てくださって、私共を守ってくださるのです、それを信じていくことが一番の信心です。

 それなのに、私共はなにか理屈を言って自分で考えるのです。
「そうは言うても。頼んだのは良いけど なんか頼りない、なんとか自分でやらんといけんのう」 とか、いろ んなことを考えて知恵を出して、理屈でやろうと思うからそれで苦しいのです。

 私共は、お参りしながら何を悩んでいるかというと、我が力でやろうと思うから悩むのです。
先代先生が言われる、「山より大きい猪は出ない」という、あのお言葉。
山があるから猪がいるわけで、その順序を間違えたらいけないのです。

 神様は分数の分母、私共は分子です。
山より大きな猪は出る訳はない。
難儀をしているといっても、神様に生かして頂いているから、難儀があるのです。
生かして頂いていること、命があることが一番大きいんです。

 事があってペッチャンコになることもあります。
生きていく上で、病気や事故・怪我など、いろんなことがあります。
災難を受けることも多い。
それでペッチャンコになる。
病気でも、お医者さんから「もう先 長くない。」と言われたらペッチャンコになります。
病院で言われたら他に行く所ないのですから。
それで皆さん どこにいきゃあよいんじゃろうか と悩まれます。
行く所は決まっているじゃあないですか、神様のみもとです。
今でも神様のみもとに居るんです。
生きても死にても天と地は我が住みか、他に行く所は無いんです。

 天は父、地は母。
私共の唯一無二の神様です、有難いですね?
ただ、私どもが頂ききれていないのです。
スケールが小さいから、唯一無二の神様を頂ききれない。
本当に申し訳ないことですね?
だから日々それを勉強させてもらうのです。

 我が心の鬼が我が身を責める。
人間ですもの、みんな弱いんです。
足らんのです。
どうぞ、そこのところを分からせて頂きたいものです。
教会でいろいろ お話を聞かせて頂いて、尋ねるところがありますので、しっかり道を聞いて頂いて、進めて頂け れば有難いと思います。

         (親先生のお話より)

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