「高度治療」 2016.03.01

 玉水初代大先生は御教えのなかで、『神様はご主人、自分は奉公人』の中身、『八つの役割』について具体的におっしゃっています。

 第一に「一切万事、神様にお願いする役」。
子や孫の成長も、何でも神様に願わせていただくということです。

 その次に「神様とともに勉強する役」。
何か事が起こった時に、神様ならどう思われるだろうか、どうなさるだろうか、と考えさせていただくということです。

 次は「経済に意を用いるという役」。
すべての物は神様の御物であり、自分の物は何一つ無いのです。
例えばお給料も、生きていくために神様がくださったのだ、という気持ちで受け取らせて頂けば、あまり執着せずに済みます。

 そして「親先祖を大切にする役」「子どもを教育する役」。
特に子どもさんやお孫さんには信心を分かってもらわなければなりませんから、これも大事なことです。

 それから「家庭を円満にする役」。
仲良く、みんなお互いに気持ちが繋がりあっていく、絆を深めていくということも信心には必要なことです。

 そして「すべてが神様の思し召しに合うように努めて行く役」。
何事も焦らず、自分でやろうと思わず成行きをしっかり見ながら、慎重にやりなさいという事でしょう。

 最後が「借金の断りを言う役」ですが、これが大変難しいです。
大先生が布教に出られる前、神様から八つの役割に気付かせていただいて、一生懸命なさっておられますと、それまでは借金があって行き詰っておられたのが、布教前には全部払われたそうです。
このことから、自分の力でやるのではなく、神様と一緒に勉強していくことの大切さがうかがえます。

 八つの役割をまとめると、教えをいただきながら、家庭を大切にし、起こってくる事柄を不足として受けず、おかげとして受けて神様とともに勉強していきなさい、ということでしょう。

 教会では毎日のお話を欠かさないようにさせていただいておりますが、それは、私どもは自分勝手な考えに走ってしまいますから、そうならないよう、常日頃からこうしてお話を聞いていただいていれば、またふと思い出してくださることがあろうかと思っています。

 病気も経済の問題も人間関係も、その時にどうしてこうなるのかと悩むより、命をくださった神様が勉強するようにと、おっしゃっているのだと思って取り組んでいかなければなりません。
神様が痛い目をさせて私に分からせてくださっている、これはとても辛いです。

 しかし、先代先生は喜びとして取り組み、こういう時こそ「高度に治りつつあるんだ」とおっしゃっておられます。
これはすごい教えです。
願っても願ってもおかげをいただけない時は、今、先祖が助かっている時であるから、それまでに自分がやるべきことをきちんとしておく、ということです。
後は神様が回してくださいます。

 おかげをいただくお願いの仕方、神様とともに勉強するお願いの仕方を学ばせて頂きましょう。

 (親先生のお話より)

 前ページへ戻る