「神の子」生誕二00年  2014.10.01

 私どもは神様を頂いて、ただ「有難い」ということだけで終わらず、「神様をあらわす」ということが御用だと思います。
 「信心は御用なり」という教えがあります。
何の御用かというと、神様のお手伝いをするということです。
神様が「世界真の平和、総氏子身の上安全」のために、世界がひとつになるお働きをしておられますので、なんでも神様のお願いに沿っていけるようなお手伝いをして下さい。
そのために、いろいろな生業があるのです。
私どもの生活があるわけです。
それを、外してしまいますと、ただの人間が生きているということだけで終わってしまいまして、夢も希望もないということになってしまいます。
私どもは、「世界が平和になるように。ひとつになるように。」という大きな願いを、たてさせて頂いております。
そのためには、まず家族がひとつにならなくてはなりません。
これは別に、家族が一緒に住まなければならないということではありません。
ひとつになるということです。
親・子・孫 お互いの心がひとつになって、みんなで喜び合うことではないでしょうか。

 そうは言っても、なかなか喜べてはおりませんが、御大祭にはみんなでお参りし、教祖様にお礼を申し上げましょう。
今年は、教祖様ご生誕二百年です。
五代様まで、ずっと長く続けてこられた訳で、それはすごいことです。
神様が「私の御用をしてくれたら、食べさせてあげるぞ」とおっしゃって、ずーっとお座りになっておられるのです。
そのお取次ぎのお働きは、すごいと思います。
そして、私たちの神様は、教祖様が見出された神様で、昔からある太古の神、宇宙の神です。
この宇宙を司っておられる偉大なるお働きをされている神様です。

 教祖様は、明治の頃、参ってきた人に「おかげの中で生まれ、おかげの中で生かされ、おかげの中で死んでいくのですよ。」とおっしゃいました。

それを聞いた人は、びっくりしたそうです。

私どもは、長い間、いつも聞いておりますから、当たり前のように思っておりますが、その当時、その教えを知らない人は、「生きることはつらい、苦しい。」と思いながら日々、生活していたのだと思います。
日柄、方角、鬼門、不浄などにこだわり、生活していた時、教祖様から「すべてがおかげである」ということを聞き、なんと有難いお言葉だろうかと感動されたそうです。
ですから、私どもも当たり前だと思ってはいけません。
大事な教えです。

 「信心すれば、みなおかげ。お取次ぎを頂けばみなおかげ。」どうか、そういう信心をして頂きたいと思います。

 (親先生のお話より)

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