「神心を伝えよう」  2014.01.01

 高須教会の皆様、平成二十六年の新しい年を無事にお迎えになったことを、お喜び申し上げます。
そして、元旦祭にお引きよせを頂かれたことを、共々に神様にお礼を申しあげたいと思います。

 昨年は教祖百三十年の年にあたり、改めて、信心生活の根幹と前進について考え、実践させていただきました。
それを受けての本年は、教祖御生誕二百年になります。
金光教祖のたどられた実意の道を、私どもの生きる道の鑑として、日々の信心の中に映し出しながら、教祖の願いである世界平和の実現に向けて願い、祈りながら信心生活を歩ませていただきたいものだと思います。

 日本人の天地に対する崇敬と豊かな感受性に培った四季折々の変化が昨今はなくなり、猛暑から一転して真冬の寒さになる異変が、異変といえないような生活環境の変化が現実に起きています。
一方では人間が生きていく根幹の「絆」が薄れ、親と子供のつながりもないかのような事件も起きています。
私どもは今こそ金光教祖の願いを身に体して、天地を大切にし、人を神の氏子として接することが求められているのだと思います。
金光教祖のみ教えにある、「信心する者は、山へ行って木の切り株に腰をおろして休んでも、立つときには礼を言う心持ちになれ。」(「天地は語る」P183)という、存在するものすべてに価値を認めて、感謝をすることから私どもの信心生活をさせていただきたいと思うのです。
本年の高須教会の信心テーマは昨年に引き続き、「神心を伝えよう‐信心継承とその展開」です。
感謝の心を家族に、周囲にどう伝えるかが私どもの信心実践の第一歩だといえます。

 本年は一月五日から信行期間が始まり、それが終わると、二月二日には玉水教会初代大先生七十年祭があります。それぞれに心を込めて、参拝させていただきましょう。


 (親先生のお話より)

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