「神の子として生きる」  2013. 04.01

 金光教の教祖様は「みな、神の氏子である。」と言われています。
神様からお言葉を頂かれたわけです。
よその教団では一人だけ神の子であって、ほかは違うというところもありますが、私共はみんな神の子なのです。

 先代先生は「主人を拝みなさい。奥さんを拝みなさい。家族を拝みなさい。」と言われています。
拝むというのは「拝(はい)」と書きます。
私たちの肉体の中には、神様の分霊(わけみたま)がちゃんとおられるので、その内在の神を拝むということなのです。
これは、実際にやっていかなければいけません。
お話を聞いているだけではだめで、内在神を拝む稽古を是非ともやって頂きたい。

 銀座の先生も同じように「名前を唱えなさい。
人のことを祈りなさい。」と私たちに教えて下さいました。
私は、皆様のことをできるだけ気持ちを込めて祈らせて頂く稽古をしておりましたら、そして皆様がだんだんとおかげを頂いておられる姿を見ておりますと、ますます有難くなって参りまして年々、祈ることが増えてきました。
有難いなあと思います。
気がついたら、いつも祈っております。
祈らないという日はありませんね。
忙しくて、忙しくて祈る時間のない時は、祈る言葉を持って歩いています。
皆さんが団体参拝される時も、名簿を持って歩き、皆さんの無事を祈らせて頂いております。
また、山の御用などをされた方の名簿をお届け下さいましたら、ご祈念させて頂いています。
特に、五時半のお参りだけは、一人ひとりの名前をみんなで唱えさせて頂いています。
今年で十九年続いており、延べで五十万人もの人の名前をご祈念しています。
その間にいろいろなおかげを頂いた方があり、やめられなくなってしまいました。
有難い事が起こってくるわけです。やはり、人の幸せを祈るということは大事なことですね。

 皆様方も家族の方の名前を一生懸命ご祈念させて頂き、その人の事情をお願いするということは大事な事です。
また、お届けされているということは、おかげを頂いていると思いますよ。
何度もお取次ぎ頂いておられるでしょうからね。
一度お届けしたからいいというものではありません。
やはり、おかげ頂くまで、お届けしなくてはいけません。
自分が納得するまでお届けされたら、いいと思います。
子供さんのことも成長されるから、その都度お届けされないといけません。
祈らせて頂いていても、その都度状況、願いは変わってきます。
最後には、信心が伝わっていくということです。

 信心は神様を頂いていく生き方、神様と共に歩む生き方です。
それを教えてあげればいいのです。
そうすれば鬼に金棒です。
宇宙と共に生きるわけです。
神の子として生きるのです。
それを教えてあげて下さい。


 (教会長先生のお話より)