「神心を伝えよう−信心継承とその展開−」  2013. 01.01

 高須教会の皆様、平成二十五年の新しい年を無事にお迎えになったことを、お喜び申し上げます。そして、元旦祭にお引きよせを頂かれたことを、共々に神様にお礼を申しあげたいと思います。

 昨年は高須教会設立四十年の年に当たり、私どもは様々な面で、信心生活の向上について考え、実践させていただきました。
それを受けての今年は教会設立五十年に向けての第一歩の一年目です。
また、本年は金光教祖百三十年の年にあたります。
私どもは何を目指さなければならないのか、一人一人の信心生活の中で問われる年でもあると思います。

 高須教会の本年の信心テーマは「神心を伝えよう―信心継承とその展開―」です。
このテーマは、事の重大さは誰もわかっていても、自分の信心にとっては、最も難しい事ではないかと考えられます。
その実践のために私たちはどう祈り、どういう人間関係、特に、家族や周囲の人々とどう接して信心を展開してゆくかについて錬磨がなされなければなりません。

 現在、私どもの身近にも、日本の国にも、さらに世界各地にも、様々な「平和」の心、あるいは「利他」の広がりが必要とされています。
苦難を乗り越えた人からよく聞く「人間は自分一人の力で生きることは出来ない。」という理念を、信心する私どもは、さらに高め、天地の神様に生かされ、育てられ、ともに生きているのが、家族であり、友人であり、さらには世界中の人々である事を体し、広く深い祈りをして行く時だと思います。


 (教会長先生のお話より)