「しあわせのパイプライン」   2011.11. 1発行

 玉水の初代大先生は、「親に安心と喜びと満足を与えられるよう」にと、お教え下さっています。
せめて安心だけでも、さらに進んで喜んでもらうことまで、させていただきたいものです。
一番いいのは、満足を与えてあげられたらいいですね。
「うちの子はようするなあ。」「こんな時代に本当に勿体無い、良い子を頂いたなあ。」と言われるようになりたいですね。

 皆さんも、自分で言うのはなんですけれど、子供さんに「いい子になった。
よかった。」と言いたいでしょう。
そうすれば、親として、親冥利に尽きますね。
だけど、折角、子育てしてきて、それがどうですか。

 現実は、厳しいものです。
顔を見るたぴに責めるような心が湧いてきて、「もうちょっと、こうならな。」とか、「しもうたな。失敗したな。」とか思っていませんか。
でも、それは思ってはいけませんよ。
違うんです。
それは、私たちのめぐりあわせで、こういう風になってきたわけです。
ご先祖様から今日までのこともあります。
また、自分達の責任もあります。
子供を育ててきた上に、大きな問題があったわけです。

 子供さんは自分の鏡です。
子供さんに冷たい面があれば、自分も冷たいんです。
薄情なところがあれば、自分も薄情なんですよ。
ですから、暖かい子供さんに育てて頂きたいと思いますね。
時には、人の犠牲になることもあるかもしれませんが、優しい子供さんに育てて頂きたいです。
そうして、親子仲良くして意思が通じるようにして下さい。
喧嘩しても、仲直りできるようにしておかないと、いけませんよ。
お互い、足らない者同士なのだから、親風吹かしてもいけませんし、子風吹かしてもいけません。

 このお道の信心、金光教は、親孝行の道です。
しかし、ただの道徳的な親孝行ではありません。
信心的に、信仰的に親孝行するということは、どういうことなのでしょうか。
それは、親孝行をし、ご先祖を大事にし、最後は神様を頂いていくということです。
決して、バラバラではなく、一貫していなければなりません。
「親を大事にし、神様を大事にする。」そういう生き方をしなさい。
この順番を間違えないように、しっかり道を間違えずに頂いていくことだと思うのです。

 信心しなければ、「神様なし」ということになります。
私共は「親大事。ご先祖大事。神様大事」この生き方を実践していきましょう。
そうすれば、どうなるでしょうか。
パイプがきちっとなりますから、上からおかげが流れてきます。
勿論、幸せに、豊かにしてくださいます。
運命も変えてくださいますからね。
運命が悪いのは、この順番がちゃんとしていないから悪くなるわけです。
どうしても、おかけが頂けない。
この、順番がおかしくなる。
それは、ずれてるんです。
どこかボタンの掛け違いがあるのです。
よく、お孫さんや子供さんばかり、大事にしている人がいますが、それでは全然だめです。
それは、元を忘れています。
だから、ややこしくなるのです。

(親先生のお話より)