「正三角形に」 2011.9. 1発行 |
このお道では特別に修行しなければならないということはありません。 わざわざ求めて修行しなくても、求めずにはおれない問題が私共にはあるわけです。 その問題は、人によって、立場によって、それぞれ違います。 同じ人間だといっても、いろいろな問題があるのです。 病気の方もあれば、経済で苦しんでおられる方、人間関係で苦しんでおられる方と、いろいろです。 何しろ、「三つの問題」・経済・病気・人間関係、そして問題の大きい・小さいと、さまざまです。 これら三つがうまくバランスがとれていればいいのですが、なかなかそうはいきませんね。 うまく正三角形にならないでしょう。 この三角形がいびつになっている。 経済でいけない方もあれば、家庭がもうちょっとしっかりしない方もあるし、病気の方もある。 中には、小さい三角形しか書けない方もあります。 大きな三角形を書ければ、恵まれているということです。 バランスがいいのです。 すべてにお繰り合わせを頂いておられるわけです。 小さな三角形しか書けないということは、いけませんから、三つの大きなバランスの整ったおかげを頂かしてもらうよう頑張ってください。 そのためには、中心を頂くことです。 真ん中に神様がおられるんでしょ。 「芯がなければ、火は灯らず。」です。 シンというのは、芯でしょうし、真でしょうし、また真心でしょう。 私たちは三角形の中心を分からせてもらうために、日々勉強しています。 中心が分かれば、私共の三角形がどれほどゆがんでいるか分かるでしょう。 人によって、三角形もそれぞれちがいますが、整えて頂くしかないのです。 神様を分からせて頂かないと、自分がどれだけいびつか分からないのです。 病気の方は、病気でゆがんでいるところがあるので、病気の根を取って頂かないと、子供たちに移ったら大変です。 また同じ苦しみが、ということがありますね。 経済のこともそうです。 親からの大きな借金を背負って、子供の代で難儀する。 孫の代では、もっと大変です。 何としてでも、ここで根を切ってもらわないといけません。 出るだけ入るおかげを頂く修行をさせて頂きましょう。 人間関係で問題のある方は、正に性格を直さないといけませんね。 引っかかる心の釣り針を直していく。 「はい、ありがとうございます。」でいかなければなりません。 嫌な人ほど、笑顔で接することです。 これだけやったのに、ということはありません。 おかげを頂くまで、頑張るしかないのです。 三つの事柄を通して、真ん中が分かるのです。 真ん中が分かったら、恐ろしいことはありません。 経済・病気・人間関係のいびつを直して頂きながら、最後はちゃんとバランスよくおかげを受けることができるのです。 (親先生のお話より) |