「一寸先」   2011. 4. 1発行

 近頃は、いろいろ残酷なニュースが多く、自然環境も顕著に破壊され、大変な世の中になっています。
「一寸先は闇」の世の中ですから、全ての上に神様のお守りを頂かないといけません。
神様のお守りがありませんと、どうにもならない私共なのです。
いい加減な暮らし振りをしていましたら、先々立ち行かなくなるのではなかろうかと、私はそれが怖いです。
今はいいですが、このままいくと大変です。
自分で自分の首をしめるような事になりかねませんからね。

 現代は「自分さえよければいい」というような時代ではないと思います。
利己主義を通そうとしても、少しも良い具合にはなりません。
自分も成長できませんし、人に恥もいい影響を及ぼせませんからね。
ですから信心をしている私共は、自分が良い方へ変わらせて頂けば周りも変わる。
周りが変われば、また自分も変わる。
相互に変わっていけるわけです。えらいものですね。
だから、私共は気がついたところから改善させて頂きたいと思います。

 神様は何も声に出しては注意なさらないですが、神様からのお知らせはあるでしょう。
まず、皆さんのお家の人間関係はどうですか。
人間関係の他にも、経済のこと、健康のことなど、いろいろ問題があるでしょう。
こういう事から、私共は逃げる訳にはいかないのです。
生きるためには、逃げては通られない問題です。
この三大苦を通り過ぎないと、私共は生きてはいけません。
何にしましても家庭円満が基です。
円満な家庭でしたら、家の中も進歩が早いです。
親・子・孫と、何代も続いている家庭が助け合っておれば、益々良い家庭になっていきましょう。
人のために役立つ家庭にもなるでしょう。

 そのためには、お子さんが小さい頃から、親子や家族は思い切り話し合う関係を作っておいて、親子・家族の絆をしっかり固いものにしておくことが大切です。
そして、親は我が子のために、しっかり生きてあげましょう。
「自分達が幸せになるためには、どんな事でもしよう」という、そんな気持ちで実践してください。

 信心継承についても、祈る事が大切です。
自分の力は微々たるものですから、自分の力でお引き寄せなんか、出来る訳がないです。
でも皆さんは、我が子には甘い。
お参りについても「いいよ、いいよ。お母さんが代ってお参りしてお願いしてあげているからね。」と、そんな事をしているでしょう。
それより「お引き寄せ下さい。」と祈ること。祈りが大切です。

 また近頃は、一人暮らしの家庭も多いようですが、お友達もたくさん作って、その人達に良い影響が及びますように、信心の良い展開のおかげを蒙って頂きたいものです。

 人の一生には問題が続きますね。
何もなく平穏無事ばかりでは済みません。
そうやって神様はいろいろ気付かせて下さいます。
病気とか経済とか人間関係とか。
それぞれの内容や事例は違いますが、誰にもいろいろあるものです。
そう思って頑張らせて頂きましょう。

(親先生のお話より)