「生神の心」  2009. 10. 1発行

 「神様の願い」とは「世界真の平和の実現」です。

世界が平和になり、国境もなくなって、地球上のもの一切が仲良く手を取り合って生きること。

それが「神様の願い」です。

近頃は怖い事件が多い。殺伐とした人間性の失われている世の中です。

何とか考えていきませんと危険信号もはなはだしい世相です。

だから、私共は先ず自分の家族からでも、兄弟、親戚の間柄だけでも、仲良くして和やかであるように心がけさせて頂きましょう。

何としても、家庭円満が基ですよ。

円満な家庭でしたら、進歩が速い。家の中もきれいになりますよ。

親・子・孫と何代も続いている家庭が助け合っていれば、ますます良い家庭になっていくでしょう。

そうして、人のために役立つ家庭になって下さい。

信心の良い展開のおかげを蒙ってまいりたいものです。

現代は「自分さえ良ければいい。」という思いでは続かない時代だと思います。

利己主義を通そうとしても少しも良い具合にはなりません。

自分も成長できないし、人にも良い影響を及ぼすことはできませんからね。

自分が変わらせて頂くことで、周りも変わる。

相互に変わっていける。えらいものです。

皆さんも「自分達が幸せになるためにはどんな事でもしよう。」という気持ちになって下さい。

利己的願望を達成するために生かして頂いているのではないのですよ。

人を助けるという御用に使って頂く、そういう心にならせて頂くことが大切です。

私達は足らない者同士だから、助け合っていかないと幸せにはなれないのだと思うようにしましょう。

これが「生神の心」を頂くということです。

会社でも、家族、夫婦の間でも、「私がやらなければ、誰がやるのか。」と思って、先ず自分から動いていくこと。

人をあてにしたり、責めたりしないで自分が改善の努力をしていくことです。

「相手が悪いんだから、私もしてやる。」とか「有り難うございます。」の挨拶も、相手が先ず言ったら自分もするんだ、という気持ちでは駄目ですよ。

相手は分かっていないのですから。

人間関係だけでなく、経済のこと、健康のことと、いろいろ問題は起きてくるものです。

生きていくうえで避けては通れないものです。

神様が導いて下さることが分からないで、トンネルの中でウロウロと、うろたえている。

「無明」の状態です。

しかし、トンネルの向こうには必ず明るい陽が射しているのですから、そのことに気付かせて頂き、今日まで来させて頂いたことに感謝し、家庭の中で「家族の絆」をしっかり固いものにしておくことが大切です。

          (親先生のお話より)