「とりくみ」  2009. 7. 1発行


「取り組み」という言葉がありますが、これは相撲から出た言葉です。

何か問題が起こっても「四つ」に取り組む意気込みが大切です。

 私共には、人間関係・病気・経済など大きな問題があります。

これらはみな、人間として生きていく上では逃げられないことです。

これ無しでは日々を送ることはできません。

だから、日々の生活を楽にして頂くためにも、私たちはこの問題から逃げずに、取り組んでいかなければなりません。

皆さんの中で、「日々が苦しい、辛い。」という人は、この問題に取り組みたくないからではないですか。

逃げようとするから辛いのです。ですから、「四つ」に取り組んでいくことです。

ここを乗り越えていくことが「生きる」ということなのです。

自分では出来ませんから、神様をしっかりと杖について、苦境を乗り越えましょう。

教えにも「木は折れる。金は曲がる。神を杖についたら楽じゃ。」とあります。

これを応用問題として、しっかり実践していきませんと助かりませんよ。

 おかげを頂こうと恩ったら、自分の日々の思いを変えていかなければいけません。

 「思い」が大切なのです。

何か事が起こると、まだ決着がついていないのにもう負けている。

こういう事ではいけません。

マイナス志向からプラス志向に変えていくことです。

サッカー選手が、ドリブルの練習を毎日欠かさないように、私たちもコツコツと「良い思い」になるように稽古をすることが大切です。

 信心の一番の基本は、お参りすることですから、コツコツと足を運ぱせて頂きましょう。

でないと、この生き方は身につきません。

何が何でもお参りすること。

雨が降っても風が強くても、毎日毎日、常平生から頑張ってお参りさせて頂き、自分の悪い思い、悪い癖を、繰り返し繰り返し、改める稽古していくことです。

そして、何が起きても「有り難うございます。」という稽古を実践していくことで、私たちの思いや日々の生活を良い方向に変えて頂きましょう。

誰も最初から「良く出来た人」はおりません。

皆、出来ないが、頑張るのです。

こういう事を忘れないように取り組んで、豊かなおかげを頂きましょう。

 当たり前のことが、有り難く頂けるようになったら最高ですね。

そうすれば、経済面も豊かになりましょう。

ストレスが減ると、病気も減るでしょう。

みんな仲良くなれば、イライラも滅って明るくなり、人間関係も明るくなりましょう。

皆さん、家族があって、今の自分があるのですよ。

家族を大切にしましょう。

みんなが「良い思い」で、祈り合いをしていれば明るい社会に変わります。

          (親先生のお話より)

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