おすや 2008. 11. 1発行

 「すべてに行き詰まっていることが分かる」とは、「何事にも決まった事は無い」と言うことでしょう。

しかし、これをひっくり返して考えたら「先はいくらでも開けっぴろげ」と言うことにもなります。

だから何事も決めてかかってはいけません。「もうだめだ」と言うようなマイナス思考になってはいけないのです。

「この世は、目隠しで走っているようなもの。いくら行き詰まっても息のある限り、死ぬまでお願いをしなさい。」と、玉水初代大先生は言っておられます。

商売だって「行き詰まっている」という考えでおれば気をつけますが、「うまくいくだろう」と思ってやっていたら失敗します。

こうして頭を打ってから行き詰まって初めて本当の事を分からせて頂き、信心をさせて頂く人が多いです。

だから 「難はみかげの始めなり」と申します。行き詰まる事もおかげです。

 私共は神様に足して頂かないと何事も出来がたい。そういう不完全な者です。

腹が立つ、苦しいと思っている時はいろんな意味で「我」が出ている時です。

悩みがある時は躊躇しないでご結界でお届けして下さい。

「思いが悪い」「素直な気持ちになれない」「思いが良い方向にむかない」というような場合でも、「気持ちが清らかになりますように」「どうか思いが良い方向に進みますように」と、お届けして下さい。

 先代先生は「ファインプレイで進みたい」と言っておられます。
つまり、公明正大に進みなさいと、言うことですね。

誰が見ても納得し、間違いのない姿勢で自分本位の態度ではないように堂々と教えを実践していけば、誰に対しても卑下することも遠慮することもないのです。

「人にはきれいに付き合いなさい。そして神様に対しては貧欲に向い、死ぬまで神様を離さないように」と教えてくださっている訳です。

 皆さんの中には「自分が嫌い」という人があるでしょう。

いくら他人の事を思っていても「自分が嫌い」というような人は、自分という人間を否定している人だから根本的に他人をも否定している訳でしょう。

 「人は好きだが自分は嫌いだ」と言うような人は絶対にないです。自分が嫌いな人は、人さまも好きになれません。

だから皆さんはまず自分を好きになってください。

自分を愛するとは、「自分はパッとしないつまらない者なのに、神様はこの歳まで生かして下さり、一生懸命支えて下さっている」と気づくことです。

人間は生まれてきて死ぬまでは修行中なのです。そして最後に残るのは霊魂です。

私共の心の中には偉大なる神様が居られるのです。

だから皆さんの身体は「おすや」です。大切にして下さい。そしてもっと自分を愛してあげてください。

 こういう事がわかったら、どんな問題にでも対処できるでしょう。信心があれば、つまらない者でも身体の中には神様が居られるから強いのです。

こうして常に神様とのパイプラインを清い心で雑念を捨てて、神様に向かって行くようにきれいにしておくことが大事です。

パイプの中をいつも念が通い合うように掃除しておくことが信心なのです。いつも神様からのおかげが流れてきやすいようにしておきましょう。

     (親先生のお話より)

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