自然科学2008. 9. 1発行

 「信心」は実践がないと駄目です。

実践をしなかったら倫理や道徳で止まってしまいます。

信話集を読みましても「良い話じゃなあ!」ではなくて、実践がないといけません。

例えば掃除をするにしても、無計画に勝手に進めていくと美しい仕上がりにはなりませんが、「やろう!」という気を起こせるように神様にお願いし、計画を立てて、願い成就に向けて皆で実践すると、能率も上がり、仕上がりも美しくできます。

一旦、願った以上は投げないことです。実践するためには辛抱や努力が要ります。

そのためには、できるだけ若い時から信心を始めるのが体力的にも良いということになりますので、信心継承を願ってください。

 誰でも一生涯、平々凡々で何事も無い人生というものはありません。

経済のこと、病気のこと、人間関係のことなど何かが起こってくるのが当然です。

ですから「無病息災で何事もない一生を・・・」とお願いするのではなく、いろいろな事柄が起こることを前提にして考えていくことが大切です。

人生が順風満帆で何事も無く過ぎている時は、信心継承はなかなか難しいのですが、問題が起きてきた時にこそ信心継承を頂くチャンスです。

ですから、子供たちに向けて「あなたたちはこうして親が生きている間は良いけれども、もし親が亡くなったら大変だよ。

努力していても問題が起きるのだから、努力しなかったらもっと大変になるよ。

この厳しい現実の中で、努力が実るような生き方をするということが信心なんだよ。」と教えてください。

信心とは、人間は如何に生きていくべきかという自然科学です。最高・最上の生き方を探求するのが信心です。

信心は最高のプラス志向です。

 近頃の親は力不足です。

子供たちは親の言うことを聞きません。

子供たちに負け通しです。

親は子供たちに言いたいことをグッと抑えて我慢しているのではありませんか。

こういう状態ですから、少しでも早く若い者たちに気付いてもらって、家の中がきちんと動いていくように、家族が感謝し合ってきちんと暮らしていけるようにして頂きたいのです。

要は「やる気」の問題です。

祈っていたら必ず改善し、おかげが受けられます。

祈り願っていると、目には見えませんが磁場が生じて磁力を出し、神様が願い成就を目指して働いてくださるのです。

 皆さんの中には不幸が続く人がいますが、それは自分の思いがそうさせているのです。自己暗示をかけているのです。

 神様は偉大なお方です。

皆さんの中には、思い通りにならなかったら、諦めムードになった心が潜んでいるのではないでしょうか。

ですから、何十年信心していても変わりません。

教祖さまは「太鼓の皮を叩き破るほど祈れ」とか「岩をも動かすほど祈れ」と、おっしゃっておられます。

何事も諦めず、もっと元気な心を持って倍増のおかげを頂いていきましょう。

いろいろ工夫しながら実践してください。

実践した人が幸せになれる人です。今日は健康でも明日のことは誰も分かりません。

ですから、一日一日を大切にしましょう。


     (親先生のお話より)

 前ページへ戻る