一日一生  2007. 9. 1発行

 いろいろ宗教がありますが、金光教は有り難いことに教主様があのように頑張って下さっています。

朝の四時からご祈念に入られまして、四時半からは勢祈念、五時になったらおとびらが開きまして御用して下さるのです。

毎日、ご神勤下さっていますから、信者の私共はいつでもお会いできます。

 このお道はまさに「真の道である」と思います。

ですから私共は、ひたすら教主様に「有り難うございます!」とお参りをして、しっかりお礼を申し上げるということで良いと思います。

しっかりお礼を申し上げるためには、しっかり勉強しなければなりません。

 高須教会では信行期間は「はからい」で勉強しています。

「暑いから」とか「台風が来るから」と言っていたら、なかなか進みませんが、皆さんはそのようなことに惑わされず頑張っておられます。

しかし、「教え」は紙面で読んだり、単に聞いて納得するだけでは駄目です。実践しないと価値がありません。先代先生もおっしゃっているとおり信心は実践です。

 ところが「喜べ、喜べ」と言われて納得はするものの、実践しようと思うと、早速、次々と腹の立つことが出て来たりします。

そのような弱い心の自分自身を越えていけるようなおかげを頂かねばなりません。そのためには「めぐりの自覚」が必要です。

 皆さんは毎日をダラダラと惰性で過ごしてはいませんか。

「お参りしてもこの程度では、何がおかげか」と不足を言いながら一日を過ごしてはいませんか。

実際には平々凡々に日々過ごせることが大変な「みかげ」です。

皆さんが先ず信心して物事を有り難く頂けるように稽古をさせて頂いておれば、家族もやがてお参りされるようになります。

 私共は日々多くのご都合、お繰り合わせを頂きながら、「今日という日」を無事に生かさせて頂いています。

本当にもったいない神様のお働きです。このようなことも分からせて頂くことができれば、不足を言う間もなく、喜ぶことがいっぱいです。

 近頃は「湯を注ぐだけ!」というような簡単料理が多く出ており、時間も手間も省けて、台所仕事も昔より随分楽になりました。

日本は平和にも恵まれ、住み良い国になりましたが、先日は地震の損害がありました。

 日本は地震の多い国で、いつ、どこが揺れてもおかしくはないそうですが、私共の中国地方は比較的安全地帯ということです。

私共は安全を当たり前と思って過ごしています。

感謝が足りません。

天地の道理を聞いて、しっかり勉強して下さい。幸せになる種があるはずです。

 現在は癌の病気の人が多くおられます。

医学治療も必要ですが、人間の力には限界があり、治療にも限界があります。

したがって最終的には自然治癒力を頂かないと生き続けることはできません。

先ず神様にこれまで生かさせて頂いてきたお礼をしっかり申し上げ、「これまで生かせて頂いた神様にお願いして、必ず良くなるんだ。」という思いで、今後のことをしっかりお願いしていくことが大切です。

     (親先生のお話より)

 前ページへ戻る