霊 薬  2005.12. 1発行

 ”感謝” は簡単なようですが、なかなか実行が難しいものです。

皆さんも感謝ということについて、いろいろ工夫しておられると思いますが、自分が喜ぶだけでなく誰もが喜ぶような生活をさせて頂くとよい訳です。

 長年信心をしてこられて感謝≠ニいう言葉を聞かなかった方はないと思いますが「なんとまあ感謝のできない自分だなあ。」と思いませんか。

 皆さんそれぞれ工夫して努力してみてもなかなかうまくならない。

「なぜだろうか」と思われるでしょうが、それは感謝することについて徹底して≠ニいうことが抜けているのではないでしょうか。

 日々が信心の稽古場所です。

感謝ということはしすぎる事はありません。感謝は長寿の霊薬ですから、長生きさせて頂けるし、健康も保てる。

自分の運命も変えて頂けるし経済にも恵まれる。

 私共が先代先生から教えられた信心とは「天地に感謝」をすること。

これが人間として一番大切な心構えだと思います。

 私共は「天地の間に置いて頂いている」ことが分かったら感謝することが当然のことで、「有り難うございます」が言えないといけないと思います。

 私共は「宝の山」に置いて頂いているのにその値打ちを知らないのは勿体ないことです。

だからいつも生かされていることを喜ばせて頂きましょう。

 いついかなる場合でも信心は感謝。これが土台≠ナす。

これを実践していましたら経済も人間関係も健康のことも整ってきます。

そして子々孫々に至るまでおかげを頂いて繁盛させて頂けます。

 今からでも遅くないですから、ややこしいことは分からなくてもただ「有り難う」を連発してください。

 私共は「祈ること」も大切ですが、改まることも実行していかないとダメです。

どんな辛い目に遭っても先ず「有り難うございます」とお礼申しながら自分の態度を反省し、改まっていくことです。

「祈ること、願うこと、改まること。」の全てを実行していきましょう。

 私共は度々お話を聞いていても、なかなか改まれません。

しかしこの程度の信心なのにいっぱいおかげを頂いていると思いませんか。

 私共は「ご祈念する」といっても気がついた所しか願っていません。

病気のこと、経済のことなど自分が今直面している問題しかお願いをしていません。

 でも神様は私共が気付かない所までちゃんと良いようにしてくださっています。

 「私はどうも感謝することが難しい。」という方がありますが、そういう人は自分が今日まで育ってきたことについてのお礼を先ずするように。

すると責める気持ちが少しずつ薄らいでいきます。

 ただみお教えを覚えているだけという事ではダメです。

一つでも良いから実践をさせて頂くようにしましょう。

 先代先生は成らぬところを一生懸命にご苦労してくださったのですから、それを思えば私共も頑張って辛抱したら先代先生の頂かれたようなおかげが頂けるのです。



     (親先生のお話より)

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