喜びさがし  2004. 5. 1発行

 済んだことをいつまでも悔やんだりして、騒いでいるのはいけません。月日はどんどん過ぎているのですから、済んだことはもう元には戻らないのです。

 後悔するのも、その一瞬だけならまだ良いですが、いつまでもくよくよしていたのでは仕方がありません。

 玉水初代大先生はそこを言っておられます。これは大阪流の考え方かもしれませんが、こういう前向きな姿勢は大阪人の良い所です。

 そして、こういうプラス思考の考え方でしたら、事態が悪くなる訳がありません。こういう良い所は皆さん取り入れてください。

 一番大切なところは「いつまでも過去を振り返りくよくよしない」ということです。子供を亡くした人、財産を無くした人、病気で希望の持てない人など問題は多種多様ですが、「なんでこういうことになったのか」と嘆いても遅いのですから、それよりもそこから抜け出して這い上がることです。

 病気でしたら少しでも良くなって、一日でも長く生きていけることを考えていくことが大切です。

 お金を無くした人が「昔はいい暮らしをしていたのに」と言っても仕方がないのです。中には「私は昔、先代先生からこんな教えを頂きました」と言われる人もありますが「今」が大切なのです。今、信心をしていないのでは何にもなりません。

 ただ、昔の教えを思い出すだけではいけません。やはり、今現在の生活の中に、教えを頂いて活かさないといけないのです。

 高須教会の信者の中には先代先生を知らない人も多いですが、皆さん先代先生が生きておられた頃と変わらないようなおかげを頂いておられるのですから、すばらしいことです。

 皆さんは毎日こうしてたくさんのみ教えを聞かせて頂いてますが、あまりにも沢山のみ教えを聞きすぎて、分かったような気になっているだけで「実践」が今ひとつ足りないですね。

 「あんな嫁を貰わなければよかった。」と何年も経つのに未だに言い続けている人もいますが、こういうことはやめましょう。それよりも貰った嫁さんをもっと大切にしてあげることを考えるのです。

 私達は未来に向けて希望を持って取り組んでいかないといけないと思います。ぜひ思いを前向きに切り替えて頑張っていきましょう。

 そして私共は先代先生や玉水の大先生をただ拝んでいるだけではいけません。この先生方を生きた神様として頂いていかないといけないと思います。

 今日一日を大切に。日々是好日と喜んで日々を送るようにしていたら、神様はもっと「元気で長生きできる」ようにごほうびをくださいます。

 私共の日々は、生かして頂いて有り難いことばかり。喜び探しで「お礼申すこと」ばかりです。


     (親先生のお話より)

 前ページへ戻る