ハイ  2004. 2. 1発行

 精神的な病気を持った人には「頭を下げない人」の中に多いです。

あまり突っ張っているのはよくありません。

だから頭を下げて「すみません」「お願いします」と稽古をすることが大切です。

人を大切にすると人に恵まれるという教えもあります。

だから人間関係も大切にしないといけません。

 今頃の人達は権利や主張ばかり強くて「頭なんか下げなくてもいい」という人も多いですが、やっぱり頭を下げてこそ、ものも頼みやすい。

この世は自分一人で生きてるのではないのですから。

 今の自分があるのは、ご先祖のおかげ、親のおかげ、先輩や世の中のいろいろな人達のおかげで自分が在るのです。

もちろん神様のおかげでもあります。

 やはり、ご先祖様とか周りの人達に頭を下げていくことが大切だと思います。

下げっぱなしにと言っているのではありませんが「お世話になります」という謙虚さがないといけないのではないでしょうか。

 教祖様は「健康と経済と人間関係が一番大切なことであり、この三つが揃うたら子孫繁盛、家繁盛のおかげとなる。

この三つが揃わないと本当の幸せは頂けません」と教えて下さっています。

 いくら子供がいても、その子の根性が曲がっていたのでは良い子に育ちません。

また、いくら性格の良い子であっても、健康でなく体が弱いのではこれも困ります。

そしてある程度は勉強も出来ないと。

素直で人から何か言われると「ハイ」と言えるような子であることも大切なことです。

 先代先生のみ教えにありますが、「ハイ」の返事が出来るように稽古をしてみてください。頭を下げれば下げただけおかげが頂けます。

 中には参ってきて不足ばかり並べている人がいます。

不足を言わない稽古が信心なのに、人の欠点ばかりよく探されることと呆れてしまいます。

 皆さんは、そういう姿を見たら「こういうことだから、なかなかおかげにならないのだなあ」と思ってください。

 まず「ハイ」という素直な気持ちで人に接しましょう。

私共はみんなお世話になりながら生きているのですから。

 自分より優れていると思った人には頭を下げるのに、そうでない人を馬鹿にしたりしていませんか。

それは自分のほうが優れていると思っているからでしょう。

 やはり「人を大切に」を守らないといけないと思います。

人を大切にしたら相手も自分を大切にしてくれます。

だから素直に「ハイ」と返事をして、頼まれたことは気軽に聞いてあげるように。すると人間関係で苦しまなくなります。

 人を軽く見たり、無視したり、外見だけで判断したりしないことです。

大切にしてし過ぎることは無いのですから粗末にしないように。

すると先祖様が喜ばれます。

実意をもって対応すれば間違いなくプラスになります。


     (親先生のお話より)

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