− 神の命 − 2024/08/01

 
 最近は大気や海水の温度が上がり、台風がどんどん発生してきています。
自然の力は偉大なもので、大変なエネルギーです。
人間が少々力があると言っても自然の力に比べればひとたまりもありません。
どうぞ天地のお力、自然の力というものを見くびらないように、もっともっと大切にして、尊ばなければいけないと思います。

 私達は、この天地に全てお世話になっているのです。
私達がお願いしていること、困っていること、全部天地のお世話になっています。
天地から命を頂き、衣食住を与えて頂いています。
個人差はありますが、みんな食べさせて頂いているのです。

 そして、その原料は全てただなのです。
お金を払っていると言っても、それは手間賃と加工費であって、原料は全てただです。
元の資源は全部、神様のものなのですから、神様にお礼をせずにはおれない、神様を無視するわけにはいかないのです。

 すべてがお礼の中のお詫びとお願いです。
第一に命を頂いていることへの感謝・お礼をさせてもらわないといけません。
それを元を忘れ無視してするからいろいろ差し支えることがおきるのです。

 私達一人一人、神様の命を分けて頂いているのですから、その命は尊いのです。
どうぞ粗末になさらないように。
私達の体の中に宿っている魂を大切にし、どこまでも成長を願って、そして最後にはお世話になった自分の体、親からもらったこの体から魂として出て、神様のもとに帰るのです。

 しかし私達は神の中を生きているのですから、もう神様の中なのです。
だから生きるも死ぬも、手のひらの表と裏みたいなものです。
初代大先生は玄関先がこの世で、あの世は裏玄関のようなもの、と言っておられます。

 私達は命を頂いた神様に対してもっとお礼を申していかなければいけません。
日々「ありがとう」と言っているようでも、ちょっとしたことで「痛い」とか、ケガや病気が「つらい」という時もあります。
そういう時でも他は良いのですから、そこをお礼させていただきましょう。

 命を頂いていることが一番大事な事で、これが「まことの信心、まことのおかげ」を悟るということだと思います。
命に代わるものは無いのです。


 (親先生のお話より)

 前ページへ戻る