− 生かされてこそ − 2023/11/01

 
 人間は動物ではあるけれども、ただの動物ではありません。
神様が氏子として認めてくださっているのです。
ただそれには、神様のおかげで命を頂き生かされている、ということを認め、心から神様に頭を下げることが大切です。
 
 そんなことは無い、わしゃ自分で生きとる、という方がおられたら、心臓を自分で止めれますか。
止めることはできないですね。
ですからやはり神様が生かしてくださり、私たちは生かされているのです。
 
 食べることにしても、ご飯粒ひとつ食べるのもしっかりお礼を申して食べないといけないとつくづく思います。
 
 それが当たり前になると、食べることができるおかげを頂いている、ということが抜けるんですね。
神様の偉大なる働きによって体の各機能がちゃんと動いてくれるから、食べさせてもらい、出させてもらうのです。
時には下痢をすることもありますが、下痢も出なかったら大ごとです。
便秘で一週間程出ません、という方がたまにありますが、そのことを思ったら出るのもお繰り合わせ、みなおかげです。
 
 鼻水や涙、くしゃみなども全部そうです。
出るものはみなおかげだと思ってお礼を言ってください。
そうして神様に生かしていただいているお礼を申していけば、後は神様がちゃんとしてくださいます。
 
 同じようなことを何回も言うようですが、信心するといってもそういうところが案外抜けるんですね。
お参りしていても自分のお願いばかりで、それで良い具合にいかないと不足になる。
 
 そうではなくて、食べるときにお礼を言ってから頂く。
仕事にしても自分がするのじゃない神様にしていただくという思いが大切です。
 
 面倒だなあと思ってやっている時はうまくいかないです。
自分がさせてもらうという気持ちになればおかげがいただけます。
どうぞ何事も神様にさせていただく、そういう気持ちで祈ればおかげになります。
 
 先代先生は「何事も神にさせていただく心になれば、みな願い一切成就させてくださいます。」とおっしゃっておられます。
皆さん、神様にさせていただく気持ちで、日々の生活をさせていただきましょう。



 (親先生のお話より)

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