− 天地の真実 − 2023/10/01

 
 私達の大きなテーマは「真実を見ていく」ということです。
世の中の真実、事実。
それは、大地の上に神様から生命を頂いて、生かされているということです。
ですから、生かされている者が不足を言うことはできません。
不足を言えないような生き方をしていくことが、教祖様が出られた所以です。
秋は教祖金光大神様の御大祭です。
教祖様は、神様から氏子にその道理を伝えてもらいたいと、お役をいただかれたのです。

 例えば、「日柄、方角」は関係ない。
「祈れ薬れ」と言うように、薬も頂くより、祈ることが大事だ。
そして「不浄穢れ」は無いと、説かれたのです。

 私達が改まりをさせていただいて、神様から力を頂き、命を頂いていることを真に喜ぶことが「不浄穢れ」を取っていただくことなのです。
病気をしても、怪我をしても、生きているからこそ。
命があるから、難儀なこともおきてくるのです。

 生きることはつらいですね。
若い時には、楽しみも多いですが、年をとるとあちこちガタが出てきます。
ガタが出てくるといっても、それは神様がそうされているのです。
いつまでも元気だったら、死ぬ時に辛いから、段々弱らせていただいて、我を取って下さっているのです。
年を取れば、しんどいのは当たり前です。
若い者でも大変なのですから。
ただ、問題はそこをどう受け取るかです。

 生きることはしんどいこと。
しんどいことは、有り難いことなのです。
ほとんどの方はそう思わないはずです。
だけど、有り難いんだということが分かったら、私達はもっと幸せになれると思います。
生活が変わります。
いつもニコニコ、明るい笑顔。
そして、まわりの方もニコニコされるようになると思います。
しんどいと不足に思っていたらニコニコできませんね。

 天地は一生懸命「いのち」というおかげを、与えて与えて与えて下さっているのです。
それを私達が受け、生かしていくことが大事で、受け方が悪いとおかげがもれてしまいます。
もっともっと、しっかりした心の目、信心の目で、おかげの事実を見させていただいてほしいと思います。


 (親先生のお話より)

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