− 一歩前に − 2023/05/01

 
 信心は、やはりお参りがもとになります。
祈りのもとになります。
これまでは新型コロナの影響でお参りしにくかったと思いますが、どうぞ間でしっかりお引き寄せをいただかれて、ここからまた信心の改まりのおかげを蒙ってまいりたいと思います。

 高須教会は昨年開教50年を迎えましたが、これから60年、そして100年という方向へ進ませていただきましょう。

 今日もある方が、いろんな病気を持たれて、体が弱ってあちこち病気が出てきましてですね、「先生、なんでこう私ばかり病気になるんですか」とお届けに来られましたが、みんなそう思うんですね。「次々と病気になったりケガをしたり、次々となんでこんな私ばかり…」と。
「いやそうじゃないんですよ。現実はそうだけれども、そこから前向きにおかげを頂かないと、不足に思っていたらずっとそうですよ」とお話させていただきました。

 現実はそういう状態ですけれども、そこから一歩でも前に進ませていただく、一歩でも前に進んでいくということが大事なので、喜ぶ稽古、幸せの種を撒かせてもらう稽古をしましょう。

 まず参れることが有り難いじゃないですか。
お参りができる。
そして、食事ができなかったものができるようになった。
家族のサポートもいただけるようになった。
そういうようなことを思ったら喜ぶことはいっぱいあるはずで、「なんでもお参りも十分にできるようにならないといけませんよ」と申し上げさせていただきました。

 「はあ、そんなもんですか」と言っておられましたけれども、それでも、痛い痛い言いながら、病気を押しながらでもお参りができたということは本当に有り難いことだと思います。

 私達は、おかげの事実、こうして生かしていただいている事実をしっかりと見据えて、ここから、神様から生きる力をしっかりと頂いてまいりたいと思わせていただいております。

 生きる力が無かったら、生きていかれません。
神様に食べさせてもらい、神様に生かしてもらう。
これが一番のもとだと思います。
どうぞここからおかげをいただきましょう。


 (親先生のお話より)

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