− 神は命 − 2023/04/01

 
 私達には病気を治す力はありません。
病気が治る人もいますが、亡くなる人も沢山おられます。
私達はどうこうすることもできません。
寿命は神様が下さるのです。

 助かる方法は何かというと、自分勝手な生き方ではなく、神様を中心に、天地を中心に生きていくことです。
命は神様なのです。
その命を世のため人のために、ちゃんと使って下さい。
そうしていれば、神様が良いようにして下さいます。
神徳を積んで長生きをさせて下さるかもしれません。
ですからどうぞ、めぐりを積まない生き方をして下さい。

 教会では、毎日めぐりの勉強をしております。
めぐりとは、例えば、野菜や肉を炊くとあくが出てきますが、そんなものだと思います。
また、泥水をきれいにするためには、清水を沢山入れなければいけません。
全部入れ替えなければ、また濁ってしまいます。
めぐりもそうだと思います。

 私達人間は、生きた物を食べてここまで生きてきました。
そのことに対して、「相済みません。」とか「有り難く頂きます。」という気持ちを忘れて、当たり前のように、先祖代々からきています。
そのことがご無礼となっているのです。

 ご無礼とはお礼不足ということです。
人間中心にやっていくからご無礼になるのです。
病気でもそうです。
自分で生きようとするから病気になるのです。
生かされているという生き方をすれば、病気も良くなると思います。
薬や手術も、もっと良く効くと思います。
「祈れ、薬れ」なら良いのですが、「薬れ」が先になって、生かされていることが後になるからいけないのです。
命を頂いて、生きる力がなかったら、どんな新薬も特効薬も効きません。
医学が進んでも、思いが悪いと、当然良くなるものが良くならないということになってきます。
そういうことが、ご無礼、お礼不足ということなのです。

 天地の事は、人の考えでは及ばないことがあります。
本当に偉大です。
良い事ばかりが、おかげではありません。
自分たちの都合の悪いことでも、全て神様の計らいです。
そういう中でこそ、本当のものが分かるのです。
いつも謙虚に神様を頂いていくことが大事です。
そういう信心ができたら、もっともっと私達も幸せにしていただけると思います。


 (親先生のお話より)

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