− 空気のお礼 − 2023/03/01

 
 新型コロナウィルス感染症が流行してから約三年が経ちましたが、コロナ前までは、当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではないということを実感させていただきました。

 コロナが一日も早く収束し、世界中が安定し経済的なおかげもいただいていかなければなりません。
皆さんが元気で平和な生活を営んでいただけるように祈らせていただきたいと思います。

 コロナが起きて思わされたことは、私たちが空気に対してお礼が足らないということです。
先代先生は肺結核を患われたことがあるので、余計にそう思われたと思います。
そうして信心のおかげで継いでいただかれて四十数年間、足してもらわれたのです。
そのおかげでこうして教会ができたわけですから、私たちもお礼をさせていただかなければなりません。
しかし実際は、なかなかお礼が足りていません。

 当たり前のように息を吸うし、咳も出る。
咳が痛いといっても、息ができているから咳が出るわけです。
息ができているから生きているわけで、原点に戻ってそういうお礼もしっかりさせていただきましょう。

 信心のない方は、生きていて当たり前みたいに思っているでしょうから、そんなお礼は言わないでしょう。
しかし、そういうことを少しでも気付かせていただき、お詫びを申し上げ、幸せなおかげをこうむらせていただけますように。

 気付かせていただける事は幸せですね。
空気にお礼と言っても、信心のない人は何を言っているのかと思うでしょうから。

 コロナウィルスもなかなかたちが悪いですが、それでも私たちは共存していかなければならないのです。
すべては神様がお作りになった物です。
地震や津波や台風などの自然災害もそうですが、目に見えない感染症も乗り越えていきなさいということなのでしょう。
そしてその中で徳をいただいて、神徳を積み、長生きをしなさいと言っておられるのでしょう。


 (親先生のお話より)

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