− 天地の真理 − 2023/02/01

 
 私達のできることはこうしてお参りすることであり、お参りすることで信心を頂かせてもらうのです。
私達は下手な信心でもおかげをいっぱい頂いておりますが、下手な信心でも神様に導いていただいて、だんだん上手に神様の願いを受けれるような信心ができたら、私たちはもっと幸せにしていただけると思います。

 信心する人としない人で何が違うかというと、おかげが違うのです。
病気が治るとか、痛いところが良くなったとか、仕事がうまくいったとか、商売が繁盛したとか、そういうことだけではないのです。
つらい事をつらく思わなくなる、つらいことが楽になるのです。

 こうして足を運んでお参りをして体力ができてくれば生きる力がでます。
生きる力をもらうのです。
そうすればなんでも楽に行けます。

 それとお参りをする中でしんどい思いをすると真理が分かります。
真理を悟らせてもらうのです。
これはしんどい思いをしないと分かりません。

 風邪を引いて熱が出たとか、そう状況にならないとなかなか元気な時の喜びは分かりません。
風邪を引いた時は誰でもしんどいですが、そうなると普段の正常な時の有り難いことが分かってきます。

 また、風邪を引いているときは食べるものが美味しくない。
元気な時は美味しいのが当たり前だったのが、それがそうではないと分かります。
元気になったら何でも美味しく感じられて、お茶漬けを食べても美味しい。
そのように分からせてもらえる、そういうことが有り難いのです。

 だから皆さん何が幸せかいうたら、やっぱりそういう真理を分からせてもらうことが幸せなので、分かれば「ありがとう」と自然に言えるようになってきます。

 2月、歴のうえでは春がまいります。
春といってもまだまだ寒い。
木の芽が出る前ですが、しっかり寒肥をやっておく時期です。
「とにかく信心するものは地を肥やしなさい」ということですから、しっかり足を運んで信心の稽古を続けさせていただき、今年一年を乗り切らせていただく体力を頂かれ、おかげを蒙らせていただきましょう。


 (親先生のお話より)

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