− あんな人でも神にとって大切な人 − 2022/11/01

 
 このお道はありがたいお道で、何をしたらいけない、ということはありません。天地の道理に基づいて、楽しい時は楽しく、悲しい時は悲しく、つらい時はつらく、ありがたく生きなさいと、そういうお道です。

 私達はみんな共存していかないといけません。
みなさんの家庭でも敵対心をもっていたらダメです。
どんな人であろうとも助けあっていかないといけません。
これが天地の道理です。
先代先生が求められた『神様は愛の結晶である、絶対愛の結晶』というのはそこです。
「どんな人にも神が宿りたもう。あんな人でも神様にとっては大切な人よ。」こういう言葉をいつも心の中で投げ掛けていただきたいですね。

 家族兄弟で血が繋がってると憎しみが激しいです。
案外、他人様の方がいいです。
家族は遠慮しないから大変なことが起こります。
そしてみんながめぐりを積んでしまい、良い事を思えないようになるのです。

「家族が参ってくれん、話ができん」と言う方がおられますが、話をしてこそ相手の気持ちが分かるのです。
ただ、説教じみた話をするのはいけません。
楽しい話をして何でも相談にのって、逆に分からないことがあったら相手に聞けば良いのです。
そうしてお互いに分かり合うのです。
話をしなかったら何も分からないままです。

 お互いが助け合って、何でも話して、教会で聴いているみ教えを、特に先代先生の『全てが神様の現れなんだ』というところ、これを探してもらって、神心になる稽古をいたしましょう。

 その中で私達が天地にご無礼がないよう、喜んで頂く生き方をしていけば必ず恵まれます。
生きていく力を頂くのです。
どんな時でもめげない力を頂ける。
魂に力を頂くということは、病気も癒えてくるし、人生の方向も変わってくるし、元気を頂けるのです。

 神様がいろんな人をくださる、これが素晴らしいのです。
人を大切にしたら人に恵まれるというのはそういうことです。
お金を大切にすればお金に恵まれる。
お金の扱いが汚い人はお金に嫌われます。
そして病気。
愚痴や不足ばかり言っていると生きる力が段々薄れて、体の中に毒が溜まります。

だから「悪口を言う人の傍から離れなさい。蔭で人を助けなさい。」というみ教えがあるのです。

 こっちがめぐりを積めば相手もめぐりを積むことになります。
そんなことになりませんよう、喜びのおかげを。
喜べない方は1つでも喜びが増えますように、稽古をさせていただきましょう。
 
 
 (親先生のお話より)

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