− 自然への感謝 − 2022/10/01

 
 教祖様は、飢饉や洪水、バッタが農作物を食い荒らすなどの、色々な災害を経験して天地は恐ろしいことだと思われました。
教祖様は農業をしておられたから、なおのことそうだったと思います。

 種は撒いたけど実がなるとは限らない。そういう中で神様からいろんなお試しを受けられたのだと思います。

 教祖様は自身の経験を通して、私たちに天地の道理を説いてくださったのです。
日柄方角は人間が決めた事。
命があることが一番大事で、みんな神様のおかげの中でこうして生かしていただいているのだということです。

 人間から見たら災害ですけれども、神様から見れば人類を生かしていくための大きな働きだと思います。
しかし、私たちにとっては恐ろしい自然の猛威です。
だけど、その猛威は私たちを将来立ち生かしていくため、生かそうとなさるための大きな働きなのです。
そして神様からの「水や空気に対するお礼ができているか、よく考えてみなさい。」というメッセージなのだと思います。

 大雨が降った後は畑の作物が良く育ちます。
ぐっと大きくなって、私たちに美味しい作物を与えてくれるわけです。
そう思ったら災害も「悪い、大変だ。」というだけでなくて、その働きに感謝させていただきましょう。

 どうぞそういうことに気を付けて元気で取り組ませていただき、そして一人一人ではなく家族みんなが信心していけば、それこそ、みんなが幸せにしていただけると思います。

 先代先生は、このお道の信心は「家庭宗教じゃ」と分かりやすく言っておられます。
家庭が良くないと世界の平和はないのです。
世界の平和は家庭の平和から。
そして家庭の平和は神様が一番喜ばれることです。

まず家庭が悪かったら人は育ちません。
そして人が育ってもらわないと、どうにもなりません。
まずは家庭の中で信心を表すおかげを蒙ってまいりましょう。

 常日頃からそういう具体的な家庭の問題から、信心の勉強をさせてもらいましょう。

 「難はみかげ。難あって喜べ、苦あって喜べ」と言われますが、なかなか喜べません。
それでも難儀なことが大きな大きな幸せのきっかけになっているということは確かです。
どうぞそのきっかけを無視されませんように、しっかり取り組んでおかげを蒙らせていただきましょう。


 (親先生のお話より)

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