− 家庭宗教 − 2022/06/01

 
 先代先生は、五十年以上も前に、金光教のキャッチフレーズは「金光教は家庭宗教」だと、分かり易く言って下さっています。
 
 家庭が良くなれば世界は平和になるわけです。
家庭が平和であれば、サッカーのワールドカップもカープの応援もできます。
反対に家庭がガタガタしていればスポーツ観戦どころではありません。
また、商売どころではないです。
 
 私達は、病気で泣かないといけないし、人間関係でも泣かないといけません。
そのことを思うと、家庭の中でおかげを頂くことが、一番大事なことだと思います。
教祖様の御教えに「家内に不和のなきがもとなり」「何事も体がもとなり」とあります。
この二つが一番大事な御教えです。
 
 家庭が円満であれば、家族の信心継承もできてきます。
どうか皆さん、五十年を迎え、信心継承に取り組んでいただきたいと思います。
 
 信心はどうすれば、伝わるのでしょうか。
「参ったらおかげ被れるよ。」などは言わない方がいいと思います。
おかげというより、信心の話をされる方がいいと思います。
もちろん、おかげは頂かないといけません。
でも、おかげという意味が分からないので、参ったら元気になれるとか、精神的に強くなれるとか言ったらいいと思います。
そして、信心すれば「天地の真理」が分かるのだと言われる方が、分かり易いと思います。
 
 お話を聞いて「天地の真理」を勉強させてもらいに教会にお参りしてるのだと、家族に話されてはどうでしょうか。
 
 お参りしないことで家族を責めたりせずに、「自分も信心の勉強中だから、あなたたちも一緒に手伝って。」とお願いしてみたら、お参りして下さるかもしれませんね。
責めているだけではいけません。
まだ、自分の気持ちを分かってくれていないのだと自覚することが大事です。
また、子供の気持ちも、自分は分かっていないのだと気付かなければなりません。
 
 教会には、改まりをするためにお参りするのです。
自分たちの足りない所を認め、もっとお互いに、分かり合える努力をしましょう。
そして、「天地の真理」が分かれば楽になるのだということを伝えていきましょう。


 (親先生のお話より)

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