− 絶対神 − 2022/04/01

 
 4月は入学・進級・進学の季節です。
高須教会でもこの時期に勧学祭をいたします。
その中で、子供たちに分かりやすく信心の話をさせていただくのですが、神様がどんなものか具体的にお話するのはなかなか難しいです。
天地に神様はおられるのはもちろんですけれども、私たち一人一人の中にも神さまがいるというようなお話をいたします。

 そして、みんな仲良くしないと幸せになれないという話や、多くの人と出会って、友達が沢山できたら、それが財産になる、というお話をさせていただきます。

 沢山の人達が自分の為にいろんなことをしてくださるのだから、私たちも沢山の人達の為に、一人でも多くの人に喜んでもらえるような働きができるようにならせていただきましょう。

 会社でも、家庭でもそうです。
一人でも多くの人と関わらせていただいてお役に立たせてもらう。
そうしたらまたそこから喜びが生まれてくる。
それを徳というふうに呼びます。

 そして、その人徳がだんだん集まってくると神徳になっていきます。
信心しておかげを受けるためには人徳だけでは駄目で、神徳も必要です。

 時には、悪い事をしていなくても人からいじめられることもあります。
言ってない事を言ったと言われたりして、無実の罪を着せられるかもしれませんが「罪を憎んで人を憎まず」ということわざがあるように、その人を恨まないことです。
神様は人の上にも人の下にも人をお創りになられません。
みんな一つなんだと、そういうことだと思います。

 神様は人間を「氏子」と呼び、我が子としてこの世に生み出してくださったのですから、命があるということは、もう一生が保証付きです。

 先代先生や玉水の大先生の言われる絶対神というのはこれです。
みんな神の子なのですからどうぞ心配なさらず、途中で何が起ころうとも、保証付きなのです。

 皆さん良かろうが悪かろうが、それは私たちが決めているのであって、神様は全て良しなのです。
絶対の神様、それはゆるぎないことです。
そして、それを分からせてもらうために、私たちは信心の稽古をさせていただいているのです。



 (親先生のお話より)

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