− 命のおかげ − 2022/03/01

 
 私たちは「当たり前が当たり前でない。」ということを知らなくてはなりません。
 現在、新型コロナウィルスという「目に見えない脅威」が世界中を揺るがしています。
早く終息するよう祈らせていただきましょう。
 このようなことがありますと、共々に信心が鈍ってしまいます。
教会でできない分だけ、ご家庭で御祈念を上げていただき、自主信行をしていただきたいと思います。
一日も早く終息し、世界中皆が元気で、経済もお繰り合わせいただき、ここを通過できるようなおかげを蒙りたいと思います。
 気管や肺の病気になるのは、日々当たり前のように吸わせていただいている空気に、お礼が足りないからではないでしょうか。
のどが痛いとか、咳が出るとかも、息をしているから咳が出るのです。
息をしているからこそ、生きているわけで、どうぞ原点に戻りまして、しっかりお礼を申し上げましょう。
信心のない方は「生きていて当たり前」と思っているから、そんなことでお礼は言わないでしょう。
私たちは、そういう所を少しでもお詫び申し上げ、少しでも気付かせていただいて、幸せになるおかげを蒙っていただきたいと思います。
 気管が詰まったら、私達は死んでしまうのですからね。
恐ろしい事だと思います。
この度の新型コロナも私達から見れば、たちが悪いです。
それでも共存していかなければならないのです。
神様がお創りになった物です。
神様は「それを乗り越えなさい。
こういう問題を越えて行きなさい。」と仰っているのだと思います。
地震や津波や水害や台風や色んなことがあるけれど、こういう目に見えない感染症も越えて行きなさい。
そして、神徳を積んで長生きをしなさい。
「体の丈夫を願え。体を作れ。」と言って下さっているのだと、つくづく思わせていただいています。
 皆さんも、毎日マスクをして大変だと思いますが、こういう経験も大事だと思います。
口を開けて歩けるということが、どんなに有り難い事か、気付かせていただけます。
そういう所をしっかりお礼申し上げ、当たり前でないということが分かれば、有り難いと思います。
そういうことを、ご家庭で、ご家族にお話ししていただきたいと思います。


 (親先生のお話より)

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