− 天地の法律 − 2021/04/01

  病気になったり、不都合なことが起きると、なぜ自分にそんな不幸が訪れるのかと思うことがあるでしょう。
しかしこれは決して不幸なことではありません。
私たちは神様に生かされているのですから、どうしようもないことです。
そんな時こそ、生かされていることによくお礼を申すことが肝要です。
私たちには病気を治す力もないのです。
 ですから、助かる方法は自分勝手な生き方ではなく、神様を中心に、天地を中心に物事を考えていくことです。
私たちは神様に生かしていただいていますが、この命もまた神様なのです。
そして頂いた命を、世の為・人の為に、しっかり使ってください。
そうしていれば神様が良いようにしてくださいます。
神徳を積んで長生きさせてくださるかもしれません。
そして、めぐりを積まない生き方をさせていただきましょう。
 私達は命あるものを食べています。
他の命ある物を頂き、そして神様から命を頂いていても、私達に生きる力が無かったら、薬を飲んでも効きません。
今は医学が進んで多くの病気を治せるようになってきましたが、それでも思いが悪いと良くなるものが良くなりません。
そういうことがご無礼、お礼不足になっていきます。
 この世では悪いことをすると法に触れて罰せられますが、天地にも法律があり、それに合わないとご無礼になってお戒めに合うことになります。
道理に合わないということです。
神様が悪いのではありません。
 何もかも我が力でしようとしてはいませんか。
そうであれば、どんなに信心しているといっても、どこまで信心になっているのか分かりません。
 自分たちの都合の悪いこともすべて神様の計らいです。
そういう中でこそ本当のものが分かります。
楽は苦の種、苦は楽の種、そう思っていけば必ず道がついてきます。
 いつも謙虚に神様をいただいていくことが大事だと思います。
そういう信心ができたらもっともっと私たちも幸せにしていただけます。
そして、いろいろな苦労がありますが、それをおかげとしていただけるように取り組みせていただくことが大事だと思います。


 (親先生のお話より)

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