− 奉仕と親睦 − 2021/02/01

 金光教は、先代先生も言われるように 家庭宗教です。家族みんながしっかり仲良くしてこそ、地域が発展し日本が発展していくわけです。

 人間の一番正しい生きる道は「奉仕と親睦」と言われています。そして、私達はそれに「道理」をプラスしています。神様から頂いた「いのち」に感謝するという祈りを持って、奉仕と親睦をしていけば完璧で、みんな幸せにして頂けます。

 私達の辞書には不幸はありません。宇宙には神様の無限の力が働いています。そして私達の身体の中にも、神様から頂いた無限のお働き 「いのち」が宿っているのです。

 「楽は苦の種、苦は楽の種」と言いますが、これは真理です。天地はそうなっています。光があれば影がある。プラスがあればマイナスがある。よく病気や怪我をして、健康の有り難さが分かったと言われます。その時の顔は、皆さん輝いておられます。それが「苦は楽の種、楽は苦の種」という真理なのでしょう。それに逆らってはいけません。

 奉仕と親睦というのは正しい人間の生き方であり、また神様を認めていく、頂いた「いのち」を大切にするということです。大切にしないと、戦争になります。ですから、「総氏子 身の上安全、世界の真の平和達成」をみんなで祈りましょう。皆さんが幸せになれるようにお願いしていきましょう。それが、祈りです。

 難しいことをするのではありません。自分の仕事や家事、それぞれやるべきことを一生懸命、職業奉仕に努めればいいのです。その時に、自分のことは置いてでも、人のためになる生き方を追及して行かれたら、あとは神様がちゃんと足して下さいます。それを、自分の事だけやっていたのでは、奉仕になりません。

 現代では、孤独は気を使わなくていいし、楽で好まれるようですが、それでは親睦になりません。コロナ禍の中ですが、一人でも多く出会いがあって、お話ができることが人間にとって幸せだと思います。一期一会ですね。どうか、会った人だけでも大事にして頂きたいと思います。


 (親先生のお話より)

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