− 神願と人願 − 2020/12/01

 先代先生は御晩年、家庭宗教というお話をされてますが、あれは教祖様のご信心を私たちに分かりやすく説こうとしてくださったのだと思います。
私たちは家庭が良くなかったら幸せじゃありません。
まずは家庭が一番です。
家庭の平和が世界の平和に繋がっていきます。
 私たちも年をとりますので、これからは若い人に声をかけて、一緒にお参りしておられると、自然とバトンタッチができると思います。
できるだけそういう機会をいただいて、親子で・家族でお引き寄せがいただけるような良い癖を付けていただければ有り難いです。
 神様が喜ばれる家庭宗教は、自分ひとりが助かるのではなく、みんな共々に助けていただくのです。
そのために必要なのが、神様への「祈り」の三要素、「お礼・お詫び・お願い」です。
 そして現代社会に今一番必要なものは奉仕と親睦です。
相変わらず世界中で争いが絶えません。
日本の周りも大国が睨んでおり、大変な状況です。
ただ平和と言うだけで何もしなかったら大変なことになります。
やはりそれなりの対応をしていかないといけません。
が、そこには祈りが必要です。
 これから先、子どもや孫たちの時代が来ますが、平和だけでは解決できない問題があります。
だから人間が変わっていかなければいけないのです。
それが大きな願いです。
地球だけではない、この宇宙の幸せを願うというか。
そして、それは私たちの幸せを願うことです。
 そして辛抱。
これも嫌なことです。
しかし神様が喜ばれるのは、みんなが和を以って尽くしていくことです。
みんなで仲良く尽くしてやりなさい。
嫌いな人を作らず、みんな好きな人にしていきなさいということです。
 私も子供の頃に母から、学校行くのは勉強も大事じゃけど、お友達つくっておいで、と言われました。
中には、めんどくさいといってお友だちを作らない人もありますが、そこを作っていただきたいと思います。
できるだけお付き合いをして、多くの人と会われるほうが親睦になって神様が喜ばれ、将来のためにもなります。
 人を思う、家族を思う、これが大事で、信心はそこから始まると思います。
祈りは思いです。
なかなか思えませんが、そこには神様の思いがあります。
神様の心になって勉強させていただきましょう。

 (親先生のお話より)

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