−御 名− 2020/09/01

 教祖様は、日本古来から「天地の神」という名前の神様は無い、という理由で布教差し止めに遭い、信者は参ることができなくなりました。
しかし教祖様は「この神様は、日の神でも月の神でもない、天地の神様なのだから」と仰りそれを貫かれ、裏でご祈念しておられました。
その中でできたのが「天地書附」で、教祖様は信者に「家で拝みなさい」と言って渡されたのです。
天地書附は神様の名前を書いたメモです。
その御名を唱える、それが基本です。
 一番大事なことは心に神様を祀ることです。
どうぞ教会で勉強していただいて、「なるほど、私の身体もお社みたいなものだ」と気付いてください。
そして神様から頂いているその命を喜べばいいのです。
 人生には必ず不都合なことが起きてきます。
しかし悪くても喜ぶんです。
良いも悪いもない、何よりも命が一番の基。
命がなかったら話になりません。
 「神様なんか分からんし何もしたくない」と言う人がいたら、「息はしとるじゃろ?」と教えてあげてください。
例え自分で息を止めても、苦しくなって口を開けるようになってます。
神様がそのようにしてくださっているのですから、命を頂いているお礼を言わなければなりませんね。
 日常生活で何気無く愚痴や不足を言っても命があるから言えるのですから、そこは身体で分かっていただけると、ものすごく楽です。
何事も全部必要なもの、要らないものなんか無いのです。
 ご先祖様も目には見えませんが絶対必要なものです。
しかし、今は基を忘れてしまっている、そういう方が多いです。
何事も体がもとなり、というみ教えがありますが、その身体は先祖から受け継がれて来たのです。
 教祖様は天地をこの身体の中に、我が心の中に頂かれた訳です。
そして生きた神になられた訳です。
それを生神金光大神様と言うのです。
 私達はその御名を唱えさせてもらうだけでお取次くださる、足してくださる、保障してくださるのです。
めぐりが深いとなかなか神様に通じませんので、生神金光大神様にお取次いただいて足していただいて、そして神様に祈りましょう。
そうすると神様のところに届きます。
それがお取次の働きです。
 私達は割と忘れがちで、すぐに困った困ったと言ってしまいます。
そんなことよりも御名を唱えるということがやっぱり大事です。
生神金光大神様、天地金乃神様ありがとうございますと言うんです。
そうして基を大切にして、喜ぶ稽古、生かされてる命の尊さを分からせてもらう稽古をさせてもらいましょう。

 (親先生のお話より)

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