−必死の伝承− 2020/06/01

 世間では高齢者の交通事故が多いそうです。
みなさんもこすったり、車庫入れに失敗したりすることもあると思います。
対策としては、徐々に若い人にバトンタッチして、乗せてもらうようにするのがいいと思います。
その為にはできるだけ親子で一緒に生活ができるようにしてほしいです。
 「わしゃあ自分の事は自分でやるんじゃ」と、それはそれでいいのですが、乗せてもらって参れば子どもたちもお引き寄せいただき、信心生活を繋げていく良い機会になりますから、頼まれたらいいと思います。
 こういう時こそバトンタッチのチャンスです。
子どもさんやお孫さんに、信心についてある程度分かってもらわなければなりません。
 特に「人間は足らないのだ」ということを理解してもらう必要があります。
ちゃんと神経が働いて、ちゃんと血液が循環してはじめて身体が動いているということ。もっと言うと、神様から命を頂いているということです。
だから私たちは偉そうなことは言えません。
身体の機能が衰えたら人のことは言えませんね。
年老いたら尚更です。
そういうことを分かってもらわなければなりません。
 子どもたちは「こんな簡単なことがどうして?」と思っているのです。
ですから神様やご先祖様にお願いしながら、丁寧に話をさせてもらいましょう。
丁寧に話をして理解してもらえたら「お父さん、何でそういう事を早く言ってくれなかったのか?」と言うはずです。
親としては言ってきたつもりでも、言い方が足りないのです。
どうぞ分かっていただくまで頑張りましょう。
 私たちはみんな足りないのです。
ですからいろんな事件が起きていますが、これは神様が私たちに、気がつけよと言ってくださっているのです。
 時代とともにいろんな問題が起きています。
特にこんな時代ですから天地をしっかり拝む稽古をさせていただく必要があります。
私たちは神様にお許しをいただかないと生きていかれません。
日々のお礼・お詫び・お願い、この3つの祈りの中身をしっかり頂いて稽古させていただきたいです。
 今の若い人たちは生活が恵まれてきて、苦労なく生きていけるので、生かされている、ということがありがたいとは思ってないでしょう。
 そこのところを私たちがもう一回しっかり見直して、お礼をしていかなければならないと思います。
当たり前、当然ということでやっていてはいけません。
どうぞ共々に喜ぶ稽古をさせていただきたいと思います。

 (親先生のお話より)

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