−成らんところを− 2020/03/01 |
今月は春季霊祭と先代先生例年祭が仕えられる御霊月です。 御先祖様の供養を少しでもさせていただけば、御先祖様がお喜びになり、ひいては私たちの喜びにつながります。 親が喜べば子も喜ばせてくださいます。逆に親が苦しめば私達も苦しむことになる、そういう関係です。 どうぞ、ご家族一人でもお引き寄せいただき、何でも先代先生におすがりして、また少しでもお礼や感謝を表させていただくことが肝心です。 昨年は先代先生五十年祭を迎えましたが、こうしてお祭りをさせていただけるのが、ありがたいことです。それだけ長生きをさせてもらえたということですから。 先代先生を知っておられる方々も高齢になられましたが、それは皆さまがおかげをいただかれて長生きなさっておられるということです。 百歳で養生なさっておられる方も、はっきり会話ができて大変ありがたいことです。 こうして神徳を積んで長生きなさっている方がおられるということは、先代先生の御信心が実証されたということだと思います。 先代先生が繋いでこられた信心を私達がいただくことで、病気の方も元気になられて、家族の方々にも喜んでもらえるのです。 信心が無ければ治らなかったかもしれない病気が完治した。 つまり「成らんところを成る」おかげをいただいてきたというところをしっかり見ていただいて、後輩の方々の良いお手本になっていただきたいと思います。 教祖様は「人間はみな、おかげの中に生かされて生きている」とおっしゃいました。 それが分からないから、みんな難儀をしているけれども、本当は、全ておかげの中の出来事、苦しいこと辛いことも全てが神様のお計らいなのです。 その辛いこと苦しいことがあるから私達も頑張れるのです。 「心配する心で信心せよ」と言いますが、誰もが心配事があり、その心配事の数だけ祈らせていただけ、ということだと思います。 それが私たちの信心、御用です。 そうしながら私たちの生きる意味といいますか、意義を考えるべきです。 どうして生きているのか。いえ、生きているのではない、生かされているのです。大きな心配事こそ、お取次をいただいてよくよくお願いして、後は神様にお供えすればいいのです。 あとは自分がやらなければならないことをきちんとして、不足に思わないようにしながら神様にお任せしてさせていただきましょう。 (親先生のお話より) |